【男記者の育休体験記⑥】兄の自覚 変化面白く
最近、長男(3)と次男(4カ月)をめぐる関係の変化が面白くなってきた。
出産後の退院日。家に来た次男を床に敷いた布団に寝かせていた。長男がその様子を見ているだけなら良かったが、次男の体を踏み付けた。ベビーベッドは長男のときに使わなかったため家にはなく、慌てて購入した。
妻は次男に付きっ切り。母親を取られた形になった長男にとっては、しばらく次男をライバル視し、たたくこともあった。「いつになったら、お兄ちゃんらしくなるのだろう」と心配した。
そこで、長男と母親の時間をつくるため、私が次男の面倒を見る場面も増やした。私と妻で家事を手分けして、子供同士の触れ合いを見守った。長男には「赤ちゃんには優しくね」と言い続けてきた。
すると最近、長男はすっかり兄貴分を自覚し、次男が泣き出すと、あやしてくれる。兄貴分の効果は例えば、長男が風呂に入りたくないと嫌がっても、次男を入れようとすれば、見本を見せようと風呂に駆け付ける。長男も機嫌良く風呂に入れられる。兄弟関係の変化を目の当たりにできる貴重な時を過ごしている。
(関坂典生)
<せきさか・のりお>
1979年生まれ。第2子が誕生したのを契機に、十勝毎日新聞社の男性記者として初めて育児休暇を12月末まで取得中。
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