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学校法人帯広葵学園の幼稚園や保育園、教室などの職員の方々を紹介するリレーインタビューです。毎月1人が登場し、各園や施設の特徴や目指す保育の姿、それぞれの夢や目標などを語ってくれます。

今回は「あおいとりプラス帯広教室」の照沼淑美(てるぬま・きよみ)先生にお話を聞きました。

Q.先生が勤められている施設について教えてください。

あおいとりプラス帯広教室では、児童発達支援を行っています。発達の気になる2歳から未就学の子どもが対象のクラスで、今は45人のお子さんが通っています。一人一人の年齢や状況に応じた目標を設定し、子どもの持っている力が発揮できるよう、できた喜びを大切にしながら個別療育を行います。また、就学に向け、不安を感じている年中年長さんを対象とした小集団療育も設け、保護者や幼稚園・保育園と連携しながら支援を行っています。

通うお子さんには病院で診断を受けた子、保護者の方が少し不安を感じたから通所する 子、と様々です。また、幼稚園や3歳児健診などで、療育に通ってみてはどうかと提案されて利用する方もいますね。

Q.療育とは、実際にどんなことをするのでしょう?

幼稚園や保育園とは違い、「何歳で何をできるようにする」というカリキュラムは決めておらず、お子さんの発達に応じて、保護者や通っている園と相談しながらその子に合った目標を立てます。例えば、箸をうまく持てない子には、トングを持つところから始め、段階的に練習していきます。教室には作業療法士も在籍しているので、専門的な知識の部分で困ったことがあれば都度相談し合いながら進めています。

決まっている療育の時間は1人1時間で、発達状況や自治体によって通う日数が決まっています。この時間で行う「個別療育」は、お子さんと先生が1対1で行う療育です。1回の活動の中で「勉強」や「遊び」の発達に合ったカリキュラムを組み、できることを少しずつ段階的に増やしていきます。「勉強」のカリキュラムは机上で行うことが多く、ブロック組み立てや紐通し、数や色、文字を学ぶなどしています。また、「遊び」の中でも、遊びを通して子ども同士の関わりや玩具の使い方、言葉のやり取り、(「貸して」等)相手の返事を待ってから行動に移せるように支援員が間に入ったり、きっかけを作るなどの支援をしています。

また、個別療育とは別で土曜日には「運動療育」の場を設けています。この活動では作業療法士の先生がメニューを作成し、他のお友だちと一緒に体を動かし、順番を待つ等の集団では大切なルールなどの理解に繋がるように支援しています。

Q.ずっと療育に携わってきたのですか?

あおいとりプラスに入職して、今年で3年目になります。元は院内保育に勤めており、子育てで9年ほど現場を離れていましたが保育の世界に復帰し、別のこども園に勤めました。そこで発達が気になる子ども達と関わる機会があり、「もっと個々成長に合わせた保育のやり方があるのでは」と考えるようになり、療育専門の知識・経験はきっと今後の保育の役に立つと感じて転職しました。

1年目は日々勉強でした。子ども達と療育を行う上での自分のスキルの足りなさも感じて、本当に自分が担当して良いのか不安になることもありました。それでも、職場の先輩がとても丁寧に「療育とは何か」を教えてくれて、大変な仕事ではありますが、その中でも楽しみや喜びを見いだせるようになりました。

Q.今でも勉強を続けられているのですか?
参考書を読んだり、オンラインの研修を受けたりして知識を深めています。子どもが日々成長するように、療育の状況も変わり、仕事の中だけでは学びきれないことがあるからです。ただ、子育てと仕事と勉強の両立は大変で、1日24時間じゃ足りないといつも感じています。

Q.お仕事をしていて、どんなときにやりがいを感じますか?

子どものスモールステップに立ち会えたときです。前までできなかった事が、「できた!」に変わる子どもの喜びに共感できる瞬間が嬉しくて、「これはやめられない」と感じます。

今まで担当していたお子さんで、あいさつが苦手だった子がいました。地道にコミュニケーションを続けて、その子が自分から「おはよう」とあいさつしてくれた時はとても嬉しかったです。一つひとつは小さな成長かもしれませんが、成長を積み重ねていくことが療育では大切なことなのだと改めて感じますね。また、課題が終わったときに子どもから「楽しかった」と言ってくれた時も、喜びを感じる瞬間です。

やりがいを感じる中でも、落ち込むことだって勿論あります。「今日の対応は間違ってなかったかな」と悩むこともありますが、他の先生たちと意見交換しながら、お子さんの成長につながる療育や、自分自身のスキルアップも目指しています。療育や保育に正解はないので、試行錯誤の日々です。たまに、あえていつもの担当ではない先生が子どもに付くなどして、お互いにアドバイスし合うこともあります。

Q.他にも工夫していること、心がけていることがあれば教えてください。

“共感”を大事にしています。できた喜びもそうですが、時には「嫌だ」とか「やりたくない」という子もいます。そういう言葉が出たときにも、「諦めないで最後までやってみよう」と強制するのではなく、「やりたくない」という気持ちにも一度共感してあげられるよう、心がけています。「先生もそんなときあるよ」と気持ちに寄り添ったうえで、「じゃあ今日はここまでやってみよう」と、お子さんのモチベーションに合わせて課題に取り組むようにしています。嫌がりながら課題に取り組んでいては、学びにつながらないこともあると思っています。大事なのは最後まで絶対にやりきることではなく、積み重ねていって最後に出来るようになることだと思っています。

また、他にも気を付けていることがあるとすれば「伝え方」ですね。例えば、人との距離感が分かりにくいという子に対して、「近いよ」「遠いよ」と言っても伝わらない事が多いです。そんな時は、「これくらいの距離は近いよね、これは何センチくらいかな?」とあえて数値に表してみたり、逆に手を広げて「このくらいの距離がちょうどいいね」とその子が目で見てわかる表現にしたりと、それぞれのお子さんに合わせて伝え方を考えるよう、工夫しています。

Q.療育に興味を持っている後輩へメッセージをお願いします。

若い先生達にもどんどん、療育の素晴らしさを知ってほしいと思っています。療育の現場で学んだことは療育施設だけではなく、保育にも生かせることがたくさんあります。また、子どもの「できた」を目の前で見られることが多いので、その中で楽しさを見つけてもらえたらと思います。

このあおいとりプラスでは、保育士だけでなく、社会福祉士や作業療法士、心理士や学校教諭などさまざまな資格を持った先生が在籍しています。自分の知識、経験以外でも、他の分野を学んだ先生からさまざまな視点でアドバイスを受けられるので、自分自身の学びにつながります。

Q.最後に、保護者の皆さんに伝えたいことはありますか?
お子さんを預けるときに、不安を感じている保護者の方も多いと思います。そんなときに、一人で不安を感じずに、私たちに何でも相談してほしいと思っています。些細な事でも構いません。保護者の方の不安が少しでも軽くなるかもしれませんし、私たちの今後の療育に生かせると思っていますので、気兼ねなくご相談ください。お待ちしております。



帯広葵学園では保育士・幼稚園教諭などを随時募集しています。採用情報は帯広葵学園の<公式ホームページ>からご覧ください。

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