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学校法人帯広葵学園の幼稚園や保育園、教室などの職員の方々を紹介するリレーインタビューです。各園や施設の特徴や目指す保育の姿、それぞれの夢や目標などを語ってくれます。

今回ご紹介するのは駒場認定こども園(音更)の藤田紗理奈栄養士です。

Q.栄養士になったきっかけについて教えてください

きっかけは、高校生の頃食べ物に関する仕事に就きたいなと思うようになりました。しかし、お菓子を作るのは得意だったのですが、料理となると少し苦手意識はありましたが頑張って勉強して栄養士の資格を取り、前職では札幌の病院で一般食を作っていました。
その後、引っ越しを機に、駒場認定こども園で栄養士として働き、栄養士1人と調理師2人で給食を提供しています。


Q.栄養士のお仕事について教えてください

駒場認定こども園では、毎日お昼ご飯と手つくりおやつを提供しています。そのため、栄養をバランスや園児が喜んで食べてくれるような献立を日々考えるようにしています。

 あとは毎月同じメニューでも飽きられてしまうので、なるべく新しいメニューを取り入れるよう心がけています。昨年度から年に5回、栄養士自ら「食育」の授業をしています。内容は「三色食品群」と言って、食品の栄養素別に赤黄緑に色分けし、バランスのいい食事をしましょうと教えています。

 また、食材をたくさん用意して実際に触る機会を設けています。お魚や納豆を用意すると、園児も喜んで触っています。食べることは、一生続くことなので、まずは食べ物に興味をもってもらい、その将来的には、自分で何を食べるのか選択する力をつけて欲しいという思いで食育の授業に取り組んでいます。



Q.お子さんたちから人気のメニューはありますか

カレーラーメンやポークケチャップが人気のメニューですね。苦手な食材でも、調理方法を少し変えるだけで、食べてくれることがよくあります。例えば、魚とかでも焼き魚だと食べてくれなかったりしますが、マヨネーズと一緒に焼くだけでも食べてくれたりするので、少しの工夫が大事だなと感じたりします。




Q.給食を作るときに気をつけていることはありますか

第一に衛生管理です。手洗いはもちろんのこと、調理器具の洗浄・消毒は徹底するよう心がけています。他にも食中毒対策として、調理中は中心温度を計って細菌やウイルスが死滅する温度になっているか必ず確認しています。

 やはりお子さんの口に入るものなので、おいしいことはもちろんのこと、安心安全なものを食べてもらいたいので、日々衛生管理などは怠らないように心がけています。


Q.保育園で栄養士をやって良かったことを教えてください

正直、入った当初は園児とどう接したら良いのかなとか思っていたのですが、今では楽しいなと感じています。やっぱり素直な子ばかりなので、おいしかったら「おいしい」と言葉にしてくれるし、「きょうは何が出るの?」なんて楽しみに聞きに来てくれる子もいるので、とてもやりがいを感じます。

 他にも、月に1回園児と一緒に給食を食べる機会があるのですが、年齢によって切り方を変え誤嚥に気をつけないと、こんな味付けが好きだなど新たな発見があります。



Q.保護者の方にメッセージをお願いします

いつも給食や食育の授業にご理解頂き、ありがとうございます。普段は保護者の方と直接関わる機会は少ないですが、ご家庭でもお子さんが給食について、話してくれているおかげなのか、レシピを聞いてくれる保護者の方も多いので、それがやりがいにつながっています。お子さんたちの好きなレシピもお渡しできるので、ぜひ担任の先生や私に聞いてください。



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