“○○して待っててね”の重要性
子ども達の発達に関わりながら毎日を過ごしていると、「なるほど」と膝を打つことも少なくありません。
先日も「公園に行く人?」と公園に出かけるメンバーを確認しただけなのに、気がついたら帽子をかぶり、玄関で準備OK。そんな素敵な行動力を持っている子がいたのです。
思い立ったが吉日という言葉がありますが、この場合は〝待つ〟タイミングだったのです。
で、その子に「まだ出かけないから待っててね」と声をかけても待てません。
発達支援の指南書には〝抽象的な声掛けはNG、具体的に伝えましょう〟とあるのだけれど「5分待ってね。(時計の)長い針が3になったらいくよ」と言っても待てません。
かくゆう私も、プロの「待てないヤー」なので気持ちは痛いほどわかります。
さて、なぜでしょう?
答えは簡単、待てないからです。
そもそも、待つってなんでしょう?
動かず、黙って時間を過ごすことを指しているのでしょうか?
はい。違いますよね。
待つとは、次のスケジュールまで予定がない状態だとボクは考えます。
だから「みんなの準備ができるまで、◯◯して待っててね」と新たなスケジュールを足すことで、約束の時間まで待つことができるのです。
と、いうことでスマホで短い動画を見ててもらい、無事にみんなで出発できました。
日々の生活で数多くある「待つ」というなの空白の時間。
「待っててね」ではなく、「◯◯して待っててね」
こんな伝え方をしてみてください。
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