子どもとお風呂
お風呂嫌いな子ども達って 少なくないのではないでしょうか? では、なぜお風呂が嫌いなのでしょうか? 私の場合は顔に水がつくことが嫌(洗髪)で お風呂が嫌いだったと記憶しています。 今は、湯船に浸かっているいる時間が 暇なので嫌いです(笑) 私のように水が苦手な場合もあると思いますし、 テレビやゲームなどの遊びが楽しくて 純粋にお風呂がめんどくさいのかもしれませんね。 今回は、 顔に水がつくことが苦手な子に対しての お風呂について書きたいと思います。 私は今の職に携わり、 10年以上の月日が経ちました。 その経験の中で さまざまな子と入浴を共にする機会にも 恵まれたのですが、 共通していることは、 苦手なことも “楽しさ”が上回れば 苦にならないということです。 Aくんは、 洗髪が嫌いなため 入浴を渋ることも多々あるので 理由を聞いてみると、 洗髪の際に水が目に入るのが嫌だそうです。 そこで、 水鉄砲やおもちゃがでてくる入浴剤をきっかけに 入浴を促すとまずは楽しく入浴することができました。 そして 入浴しながら水鉄砲で撃ち合いをしていると、 あら不思議。 顔に水がかかっても平気なのです。 だからと言って すぐに洗髪が平気になるのかと言えば そうではありませんが、 お風呂=楽しいに繋がったようで 渋ることはなくなり、 むしろ楽しみになっていきました。 そして入浴の時間は 親子の最大のスキンシップの時間。 多少の洗い残しは目を瞑り、 楽しい時間を共有してみてはいかがですか? 小川 洋輝(おがわ・ひろき) 青鳥舎せいちょうしゃ(幕別町)代表。1985年幕別町生まれ。知的障がい者支援施設、知的障がい児・発達障がい児の通所施設での勤務を経て、2015年青鳥舎を設立。「戦力としての障がい者雇用を当たり前にする」をメインテーマに、障がい者雇用のコンサルテーションや福祉事業所の設立コンサルテーションを中心に活動中。市内で放課後支援施設「ことのは」を運営。趣味は読書。ジャンルは絵本からビジネス書までと幅広く、年間に100冊以上は読んでいる。