【子育てニュース】7割が「もっと子どもほしい」
ベネッセホールディングスは6月20日、乳幼児の母親の74・1%、父親の68・8%が「もっと子どもを持ちたい」と考えているとの意識調査結果を発表した。ただ、金銭的な不安や職場環境などから「もっとほしいが(実際は)難しい」との回答が母親で全体の28・6%、父親で22・3%を占めた。 【2018年7月1日付十勝毎日新聞に掲載】 調査は東大と共同で、2017年9~10月に0~1歳の子を持つ母親2975人、父親2624人を対象に実施した。 「もっと子どもを持ちたい」は、「あと1人以上持つ予定」と「ほしいが難しい(0人)」の回答を合算した。ほしいが難しい理由は複数回答で「お金がかかる」が8割以上で最も多く、「身体的な負担が大きい」「仕事との両立が難しい」が続いた。 「1人以上持つ」の回答は、家事や育児を協力する夫婦や、親族や地域のサポートがある場合に多かった。 夫婦で協力している父親の職場は「上司が育児に理解があり、定時で帰りやすい」という傾向が見られた。 東大大学院の秋田喜代美教授は「職場が組織ぐるみで育児をサポートすることが大切だ」と指摘する。