私の名前覚えてる?
名前…それは、オギャーと産声を上げて、この世に生を受けて、一番最初にプレゼントされる贈り物です。
大抵は、親が付けてくれ、親からプレゼントされることが多いのですが、時には祖父母だったり、叔父さん叔母さんだったり…
それでも、間違いなく生まれて初めて、頂く贈り物です。
だからこそ、何よりも大切な物で、しかもこの贈り物だけは、ずっと自分と一緒です。
だからこそ、自分もこの贈り物を大切にするし、人にも大切にされたいと願います。
ですから、私達の放課後居場所広場の活動では、
いつも名簿を作り、子ども達に自分の名前の欄にシールを貼ってもらい、毎回こちらで用意した名札を付けてもらいます。
子ども達は、教室に入るやいなや、名簿の中の自分の名前をさがしては字が間違ってるだの、名前がないだのと、騒ぎ立てます。
今時の子ども達の名前ですから、私達が素直に読めない名前も多々あります。
いずれにしても、子ども達は自分の名前を見つけ、名札をつけることが好きなのです。
私達は、また子ども達一人一人の名前を覚えるためにも、名札を付けさせます。
まだ覚えていない子どもの名前を呼ぶ時はチラチラとその名札をカンニングしては、名前を呼びます。
そして、子ども達は自分の名札を見えないように隠してちょっといたずらっぽく
「私の名前 覚えてる?〜」と。
こちらが名前を言い当てると、大喜びし、外れるとひどくガッカリします。
たかが名前…されど名前。
自分の名前も、人の名前も大切に大切に扱うことの出来る人になってほしいと思います。
保前明美(ほうぜん・あけみ)
旭川出身。地元の高校卒業後、短大英語科を経て塾講師として学習塾に勤める。
結婚後は家庭に入り、現在大学生を筆頭に1男2女の子育て中。
放課後子ども居場所広場みどりっこクラブ(よんかけサポーターズクラブ)代表、帯広市PTA連合会顧問。
モットーは「和して同ぜず」。
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