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先月、車いすユーザーの女性が映画館の利用を断られたとのニュースをTVで目にしました。

この女性の背景や人物像は含めない事を前提としたうえで、私がこの件で感じたことが2つあります。

1つ目は、世の中の生活環境がまだまだ健常者ベースのものであるという事です。

映画館やコンサート会場・・・様々な施設で車いす専用席が用意されるようになりましたが、それは最前列の一番端っこであることがほとんどです。

これは私が実際に体験した話しですが、保育園に通う支援が必要なお子さんが安心して過ごせる環境作りについての話しの中で、「支援が必要な子に合わせて健常児(障がいが無いお子さん)の成長や挑戦の機会を奪うことは出来ない。」と言われたことがあります。

障がいを持つ方にとって過ごしやすい環境が、本当に健常者の妨げになるのでしょうか。

障がいを持つ方が過ごしやすい生活環境=健常者が我慢したり不便を被るものではなく、障がいを持つ方が過ごしやすい生活環境=健常者にとっても過ごしやすい生活環境であることがほとんどだと私は考えています。

両者にとって心地良い生活環境は?をベースに考えれば必ずその答えがみつかるはず・・・。とも思っています。

2つ目は、今の生活環境においてお互いが心地良く過ごせる為の対話が必要不可欠であり、そこ
に障がいの有無は関係ないということです。

これにおいても、どちらかが我慢したり無理することなく、お互いがHappyでいられる着地点が必
ずあると思うのです。

全ての人が自分を大切にし、相手も大切にする『心のバリアフリー』が当たり前の世の中に、地
域に・・・。

思い浮かべてみてください。

車いすユーザーの方が当たり前に自由に座席を選べる場所・・・。

素敵じゃないですか?

障がいの有無に関係なく

「何かできることはありますか?」「お手伝いしましょうか?」

そんな言葉が飛び交う世の中、想像しただけで温かい気持ちになります。

私自身がそんな世の中を創っていく当事者なんだ!
という自覚をもって日々を過ごしていこうと思うのです!!



池田はつみ/タッチケアセラピスト・保育士

1977年士幌町生まれ。帯広市在住。
2011年より、タッチケアセラピストとして活動を始める。
ベビマパーティーの主催や自治体でのベビマ・マタニティベビマの講師を務める他、10年間に渡り児童指導員・保育士として幼児から高校生の発達支援に携わり、親子や障がいを持つ子ども達延べ1万組にタッチと音楽のセラピーをお届けしてきた。

2022年3月に「音の森.」を立ち上げ、一組でも多くの家族が「親子でよかった・家族でよかった」と感じられるように。一人でも多くの人が「自分に生まれてよかった」と心から思えるように…と願って、心を繋ぐタッチ・心に届くタッチをお伝えしている。

♪ 家族構成 ♪
アウトドア大好きな夫
中学校時代の不登校を経て、現在大阪で好きな仕事に就く長女。HSCの次女。キジトラ・茶トラ白の保護猫2匹。

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