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 帯広市図書館(前原匡宏館長)は12月2日、開館100周年の節目を迎えた。午前10時半からは子ども向けの「100さいのおたんじょうびおはなし会」が開かれ、訪れた親子らがバースデーソングで祝った。
【2020年12月02日付十勝毎日新聞に掲載】


【写真説明】絵本の読み聞かせや人形遊びを楽しんだおはなし会(2日午前11時ごろ。小山田竜士撮影)

 おはなし会には親子連れ14人が来場。同館職員の読み聞かせグループ「五つ☆(いつつぼし)」が指人形を使ったお話しや、絵本の読み聞かせを行った後、特別ゲストとして着ぐるみのペンギン「ペンちゃん」が姿を見せ、子どもたちと一緒に体を動かした。

 同館司書の沼田陽子さんは「記念すべき日に多くの赤ちゃん、保護者さんと共に100周年をお祝いできてうれしい」、青木景子さんも「これからも本と一緒に成長してもらえたら」と喜んだ。

 100周年の関連事業はこのほか、写真家・写真絵本作家の小寺卓矢さん(芽室)の講演会(5日午後1時半・同館、オンラインで申し込み受け付け中)などが予定されている。

 同館は1920(大正9)年12月2日、十勝教育会と帯広土曜会が経営していた大典記念帯広図書館を前身に、当時の西3条6丁目に「町立大典記念帯広図書館」として開館。その後、移転を繰り返し、2006年、西7南7から駅南の現在地に移転開館した。

 新館利用者は、昨年12月2日に600万人を超えるなど、市民に親しまれている。

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