私の起業日記②　何者でありたいか

神宮司亜沙美（35）更新／2017.06.08

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１年半くらい前から、
「あなたの言い値で仕事します」
というキャンペーンをやっていました。

その頃の私は、まだ自分が“何者として”
生きていくのか定めきれていなくて。
とにかく、私ができる地域に転がる仕事のタネを
集めてみよう！と思って始めたキャンペーンでした。

ありがたいことに知り合いを中心にお仕事をいただき、
今では立派な定期収入になっているものもあります。

３年間という地域おこし協力隊の任期を終えた後に
独立することはできるのかという不安は
「どうやらなんとかなりそうだ」というくらいまで
払拭されました。

ただ、それと同時に、ポロポロと来る仕事の依頼に
どこかで線引きをする必要があるなということも
感じたことです。

“お金ははいるけど、本当にこの仕事やりたいのかな？”

“私はこっちのほうがいいと思うけど、人のサービスだし
　どこまで口をだしたらいいんだろ”

「何のために働くか」

多くの人は「生きるため」と答えるかもしれませんが
人生の大半を占める仕事という時間を
できるだけ楽しく過ごしたい気持ちが強い私には
これから自分の仕事をしていくための
揺るがない「軸」が必要だったのです。

＜続きます＞

神宮司　亜沙美（じんぐうじ・あさみ）
大樹町地域おこし協力隊。
中学卒業まで大樹町で過ごし、15年ぶりにUターン。自然に囲まれた地元で子育てをしながら、地方でも女性が活躍できる仕事を作る！ために2年後の起業に向けて、日々様々なことにトライしている。
2015年12月に元システムエンジニア＆ライターとしての経験を活かし、大樹町のいいなを紹介するローカルメディア「ソラユメ」を立ち上げる。
大樹町在住、夫（33歳）、息子（1歳）の3人家族。

大樹町地域おこし協力隊
http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/
ソラユメ
http://sorayume-taiki.net/