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長女の娘が、いま、小学1年生。
「ママがだいすき❤️」です。

わたしのお母さんは
わたしが1年生のとき、
いまの孫ちゃんと同じころ、
病気で亡くなりました


あのころのわたしは、
お母さんに心配かけないように、。

お父さんが喜んでくれるように、。

弟が泣かないように、。


宿題がぜんぜんわからなくても、
お友だちとうまくいかないことがあっても、

お母さんの顔が見れたら、
お母さんに会えたら、

お母さんが笑って迎えてくれて
病院のベッドの横に「おいで」って手招きしてくれたら、

ぜんぜん平気。

ぜんぶ平気。

ぜんぶ、ぜんぶなんでもないし、

ぜんぶが嬉しくてしあわせな気持ちになった。


お母さんのかわりにわたしががんばろう!って思って

弟のめんどうをみたり、
お味噌汁を作ったり、
思いつくこといろいろがんばってた


たぶん、
大丈夫なんだ。

いまも思う。

こどもって、親が思うより、
大人が考えるより、
ずっとずっと、しっかりしてるんだ。


お父さんのことも、大好きだった

困ったことは、
すぐにお父さんに話した

お願いしてたこともいっぱいある。

お父さんは、お母さんのことを
本当に本当に大事にしていたことがわかる。

母が亡くなってからしばらくして、
父の実家の、
父のお兄さんの
お嫁さんが入院したとき

ずっとお手伝いに行っていた

「毎日、病院に行ってやれよ」って言って

「病院で寂しい思いしてるはずだから、」って。

父のやさしい思いやりの言葉と、
ちょっぴり切ない顔が
ずっと記憶に残っている。


いまは、お母さんの気持ちを考えてみることがある。

こどもたちの お腹冷えないように、
シャツをズボンにしまってあげたかったんだろうな

みんなが、家族が、
帰ってきたら

にっこり笑って
「おかえり!」って言いたかっただろうな

おにぎり作って、
みんなで、家族で、
公園とか、
お出かけしたかっただろうな、

お母さんも
なにかしたかったこと
あったんだろうな、

長女が母になって

次女も、母になって

母になってから、
母の気持ちがわかるのだとしたら

わたしはまだ、母の本当にしたかったこと、

母の、
こどもへ、家族へしたかったこと、

母が
思ってくれていたであろう気持ち

わかるようで、、わからない


母にはなれないけれど、

母をずっと思って

こうして母を思うわたしに

目の前にいる家族たちは
いつも、

やさしい。


いつも、わたしを思ってくれて、
愛を贈り続けてくれている。

わたしも母なんだ。

こどもたちは、それぞれ、こどもたちだ。

このこたちは、本当はなんだって乗り越えていける力がある。

本当は、いろんなこと
考えている。

本当の、本当は、
母だけでなく、周りの人へも
愛を贈り続けてくれている。

信じて見守り続けたい思いも、
気持ちも、ある。

でもね、
わたしは、あなたたちに

私が思いつくこと
なんだってしたい。

なんでもしてあげたいんだ

泣いてたら
抱きしめたいし、抱きしめてあげたい

笑っていたら、さらに笑わせたい

しあわせな気持ちの上に、もっともっとしあわせな気持ちになってほしいと思ってしまう。

わたしは強欲で、

わたしは、やっぱり母を思う母なんだ。

見本になるようなこと
なんにもないけど


わたしは
わたしの家族と、

わたしの周りで笑顔でいてくれている人たちがしあわせなら
いちばんなんだもの


目の前の笑顔を守り続けたいと思う



長岡行子(ながおか・ゆきこ)
1971年生まれ。浦幌町出身。中学3年生から、28歳まで5人の母親。。出張理美容サービスVESS(帯広市)を1998年に立ち上げ、高齢者施設や障害などを持ち外出が困難な人を対象とした出張理美容や店舗でもサービスを提供する。子育て支援のため、2018年に「一般社団法人とかち子育て支援センター」を設立した。社会教育士を取得し、地域コーディネーターとして、学校と、地域を繋げる活動も行っている。

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