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 次男の5カ月健診をめぐって妻と争いが起きた。育児休業によって「主夫」体験をする中、最大の見せ場だと考え、私1人で次男を連れて行こうと張り切っていた。

 こうすれば一生の記念になると思ったからだ。次男の成長の様子はだいたい分かるという自信もあった。一方、妻は送り迎えをしてほしいが、健診は1人で大丈夫だという考えだった。

 結局、お互い行きたいので夫婦で参加した。会場に入ると、ほとんどが母親と子供の組み合わせ。夫婦で来ているのは1割にも満たなかった。男1人でこの会場に行っていれば、かなり浮いていただろう。

 市の担当者が、子育ての状況について尋ねて回っていた。質問の中には母乳に関する話も。これは男では答えにくい。私だけで行かずによかったとほっとした。

 育休が年内で終わることを考えると、5カ月健診で聞いた内容や今後の予防接種スケジュールは、妻が知っている方がよい。

 健診は、同い年の子どもを持つ母親同士がコミュニケーションをする場でもあった。妻にとっては他の母親との交流も大事だ。あまり出しゃばり過ぎるのもよくないと反省した。
(関坂典生)

<せきさか・のりお>
 1979年生まれ。第2子が誕生したのを契機に、十勝毎日新聞社の男性記者として初めて育児休暇を12月末まで取得中。

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