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 子どものおもちゃ 片付けたい!
 整理収納アドバイザー松井香織さんに聞く 使う頻度で仕分け、指定席へ


 子育て中のママたちからは「いくら片付けても、その先から散らかる」といった声がよく聞かれる。特に子どものおもちゃは鬼門だ。すっきりした形で春を迎えたい-。そんな親たちのため、4歳女児のママで、整理収納アドバイザー(1級)の松井香織さん(43)=帯広=の自宅を訪れ、おもちゃを中心に整理するポイントを聞いた。
(佐藤いづみ)
【2016年1月31日付十勝毎日新聞に掲載】
※年齢、肩書き等は掲載当時のものです。 

/適正な量にする/
 松井さんは開口一番、「よく『片付かない』と言うおうちは、そもそも片付くための仕組みができていないことが多い。それでは、いくら片付けても長続きしない。片付ける前に整理・収納の仕組みをつくるべき」と説く。

 まず、整理収納の前に考えたいのは、(1)おもちゃは子どもが管理できる量なのか(2)種類ごとに分けて入るボックスがあるのか(3)使いたいものがすぐ見つかるのか(4)しまう場所が決まっているのか(5)しまう場所と遊ぶ場所が近いのか(6)ラベルがあり誰でもしまう場所が分かるのか(7)さっと取り出せ、楽に元に戻せるのか(8)すっきり気持ちいい空間か-の8点。

 「(片付かないのは)たいていは物が多いパターン。見直したいおもちゃや遊び道具を全部出して分ける作業を行うのが大事」という。その際、「1軍(よく使う)」「2軍(時々使う)」「3軍(思い出)」に分けることを提案。次いで収納スペースに入るだけの適正量にする。

 よく言われるのはスペースにびっしりと入れない「7割収納」。「子どもは何でも必要と言いがちだが『毎日使っているの?』などと誘導し、子どもが(よく使うおもちゃなどを)自分で決めることが重要」とも話す。

 ある程度、選抜されたおもちゃたち。ここで初めて指定席を決める。基本的に「1軍」は子どもが取り出しやすい場所に置くのがいい。松井家はリビングのテレビ台の引き出しが、長女の「1軍おもちゃ」の指定席。松井さんは「ちょうど娘の目線に引き出しがある。キッチンの横で私が食事の支度をしていても見渡せる」と説明する。

【写真説明】「子どもの目線の先の届く場所によく使うおもちゃを収納すると、片付ける際の動きも少なくてすむ」と話す松井さん

/「仲間」でまとめる/
 ごちゃごちゃしていて何が入っているのか分からず、奥から引っ張り出すうちに部屋が散らかる…という人にお薦めなのが、「仲間」同士でまとめて、取り出しやすいように仕切るというやり方。「出し入れする動作が少ないほどいい。百円ショップで売られているボックスなどがお薦め。ふたなしで取っ手が付いていると出し入れしやすい」と説明する。松井さんの自宅では、収納物の写真をボックスに貼り、何が入っているのか一目瞭然だった。

 松井さんは「定期的に見直すことが大切。特におもちゃは子どもが飽きることが多く、奥から取り出して散らかる原因にもなる。ただし一度仕組みをつくれば、次回からそれほど大変にはならない」と話している。

 松井さんは個人で整理収納アドバイスセミナーを開いている他、同じ資格を持つ兼子久美さん(49)=帯広=と共に「とかち収納クラブ」として活動している。松井さんの自宅を見ながら整理収納の基本などを学ぶ「かおりCafe」を月2、3回ほど開いており、次回は2月10日(午後1時~同3時半、参加料5000円)。同20日には同所で「引っ越しのコツセミナー」(午前10時~午後0時半には5000円)も開く。個別プランもあり、グループを対象にしたセミナーの講師も受け付けている。問い合わせは松井さん(090・6267・0110)へ。

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