【子育てを考える⑧】褒める~子どもの心に刻まれる
叱られることよりも褒められることはすごく大事です。褒められると子どもはやる気を起こし、もっと頑張ろうとします。努力をしたとき、良い行動をしたとき、我慢できたとき、タイミングよく褒めることは価値ある子育てになります。
例えば、幼い子どもが転んで擦り傷をつくったとします。泣かないで我慢できたら、「よく泣かないで、我慢できたね」と褒められると、我慢することは褒められるに値するのだと子どもの心に刻まれるでしょう。我慢することは目立たないことなので、つい見過ごしてしまいます。でも、そこをしっかり褒めてあげることはとても重要です。
子どもは親に褒められることよりも、近所の人や友だちの親などから褒められるとすごく自信を持ちます。よその子どもを褒めることができる大人は賢い人です。そういうことができる大人には良い循環が訪れます。
他人の子どもを褒めることができる人には、自分の子どもも違うルートから褒めてもらうことにつながります。こう考えていくと、「子育て」とは自分自身を高めるステージにもなるのです。
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2019年に十勝毎日新聞で連載した上士幌町教育委員会の笹木卓三教育専門員による寄稿企画「子育てを考える」(全15回)です。
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