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ハッピーコミュニケーターの長縄史子です。
子育てはハプニングだらけ。後になって笑えることも、その時ばかりは笑えない。
試行錯誤しながらの子育て奮闘記。子どもとのエピソードを交えてご紹介します。


<エピソード#4:挑発の原因>

時折大きくやってくる子どもの反抗期の波。
あれもイヤ、これもイヤ、ママのバカ!あっち行けシッシッ!!
と挑発をしてくる息子。

私からすれば、30年以上も前の記憶の再来。
年が離れた弟が2人いるのですが、姉の私に全く同じことをしていたなぁ〜と。
台詞も似ているため、昔を思い出して思わず吹き出そうものなら、
“笑うな!!” と激怒する息子。

こういう時には挑発に乗らず、そっとしておくことに限ります。

息子が7歳になったある日のことです。
朝から荒れてるなぁ、久々の大荒れだなぁと思っていましたら、
登校する時間になり、ピンポーンとチャイムが鳴り、友達が迎えに来ました。

すると、さっきまで空威張りをしていた息子が
急に抱きついてきて、

??えっ??

泣き出した…

あらら、これは想定外。

聞いてみたら実は宿題を終わらせていなくて、先生に怒られるのがイヤだとのこと。
まだ宿題の裏を書いていない…と言うのです。

友達には先に学校に行ってもらい、急いで玄関で宿題を済ませることにしました。

朝からあんなに威勢よく挑発をしていたのに、

そこ??

自業自得だよなぁ〜と心の中では思いながら、

宿題に取りかかる息子に向かって、

さぁ〜ガンバレ!
キミならできる!
そうだ、その調子だ!!
よし、やったぞ!

とエールを送り、

済ませた宿題をランドセルに入れると、今度は、

「ママ、シャツをお腹に入れて〜」
(はい、はい)

「この涙、どうしよう〜」
(走ったら風で乾くから、走って行こう〜)

手のひらを返したように甘えてくる息子とそんなやり取りをし、
彼は笑顔で学校に行きました。

息子の言動が理由ではありますが、周りから注意されることが続いていて、
ちょうどその頃、イヤな気持ちが溜まっていたようです。

だからといって、悪態をついたり、やることをしないでいたり、諦めたり、ひねくれたりしたところで、
何一つ良いことは無いのですけれどもね。

親としてできることは、挑発行為に対してすぐに正論を振りかざさないことかなと思っています。
これって、なかなか難しいことですけれども不毛な争いを避ける方法でもありますし、
それでなくてもイヤな気持ちが溜まっている中での親子バトルは避けたいものです。

朝の過ごし方は、1日への影響が大きいです。
朝起きて子どもが登校するまでの時間は実は1時間あるかどうか…
直接関わる時間を考えたら、本当のところ、15分も無いかもしれません。

中学生と高校生に「最近怒ったこと、イヤだったこと」というアンケートを取ったときに多かったのは、
親とケンカした(VSお母さんというケースがほとんど)というケース。
誰だって好きでケンカをしたいわけではないのですよね。

子育て中は色々ありますが、登校するまでの時間だけは、
何があっても穏やかに振る舞ってみる、気持ちよく接してみることを意識するだけでも、
親子関係の悪化は防ぐことができそうです。

長縄 史子
NPO法人心のケアステーション理事長。女性親子専門心理カウンセリングLa-Lumiere代表。応用心理士。アンガーマネジメントコンサルタント。アサーティブトレーナー。子育てママキラキラフェスタ共同主催。
一人一人が大切にされ、幸せに生きていける教育社会を目指して活動中。共著に『怒らない子育て』(永岡書店)、『ママのアンガーマネジメント』『イラスト版子どものアンガーマネジメント』(共に合同出版)等がある。

blog:道民500万人の怒りのスタイルを変えよう!
https://ameblo.jp/angermanagement-hokkaido/
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Instagram(fumikonaganawa)
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連絡先:090-2054-5748
anger.hokkaido@gmail.com

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