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【PR☆帯広葵学園☆】職員リレーインタビュー~あおいとりプラス緑陽台教室(音更)・奥秋理佳先生

☆「帯広葵学園」はとかち子育て応援ラボの活動を応援しています!☆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 学校法人帯広葵学園の幼稚園や保育園、教室などの職員の方々を紹介するリレーインタビューです。毎月1人が登場し、各園や施設の特徴や目指す保育の姿、それぞれの夢や目標などを語ってくれます。 今回はあおいとりプラス緑陽台教室(音更)の奥秋理佳先生です。 ※記事中の内容、名称、年齢等はすべて取材(掲載)当時のものです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ Q.あおいとりプラス緑陽台教室ではどんな活動をしていますか。  発達が気になるお子さんや家族の方を支援する施設です。療育手帳・障害者手帳の有無にかかわらずお子さんの発達・成長に不安や心配ごとがあり、療育を必要とされる方が自治体から発行される受給者証(福祉サービスを受けることができる)を取得することで利用することができる通所支援施設です。  平成28年にオープンし今年で3年目を迎えています。1日の定員は10名で、児童発達支援(2歳~就学前のお子さん)と放課後等デイサービス(小・中学生)を行っている通所支援施設です。現在、児童発達支援24人、放課後等デイサービス16人のお子さんに音更町を中心とし帯広市や芽室町から通って頂いています。  児童発達支援は、1時間の枠の中で個別療育を行っています。一人ひとりの特性、その日の様子を把握しスケジュールを組んでいます。個別課題やコーナー遊びを通し、療育を行っています。2~3人のお子さんで関わりをもつ時間もコミュニケーションをとる上で大切にしています。  放課後等デイサービスは、学校が終わって放課後からの小集団での療育活動になります。(学校にお迎えにいき、5時まで利用が可能です)。一人ひとりがスケジュールを確認しながら過ごします。個別課題、コーナー活動、戸外活動(公園・公共施設・畑など)、調理(おやつ作り)、などを通し療育を行っています。長期休みの間は、公共施設見学やお祭りなどの体験活動や昼食作りなども行っています。 Q.利用者は増えているのですか。  はい、増えています。現在は定員を超えている状況ですが、相談・見学・面談には随時対応しています。  少しでも多くの療育を必要としているお子さんを受け入れたいと思っています。以前はお子さんが集団に入った際にお子さんの様子が気になり相談に来られる方が多かったんですが、最近は1歳半・3歳児健診の後に相談に来られるケースが多いです。それは、良いことだと思っています。保健師さんとの育児相談で不安や心配なことを打ち明けることで解消していくための手立てや相談・支援場所の選択肢がひろがり活用し、子育てに笑顔がこぼれる時間が増えたらうれしいですね。  人は皆十人十色ですから、きまった生き方・育て方はないと思います。一人ひとりの個性・特性は弱みではなく、「輝き」となっていくような療育でありたいと思っています。  Q.子どもとの関わりで大切にしていることはなんですか   「寄り添う」と「笑顔」ですね。  お子さんとの関わりをもつ上で大切にしているのが、おうちの方との面談です。勇気を出し相談に来られるわけですから、お子さんについての不安・心配ごとや子育ての悩みなど色々な思いに「寄り添い」ながらお話を伺っています。悩んでいた分の涙がこぼれることも少なくありません。ですが帰る頃には少し安心して「笑顔」になってくれます。もっと笑顔を増やしていきたいと思いますね。  お子さんとの関わりも同じです。一人ひとりの個性・特性・発達段階・その日の様子に「寄り添う」ことを大切にしながら、一人ひとりに必要な支援を心がけています。発達・成長・特性は様々ですから、個々に合った伝達の方法や手立てを変えてあげること、行動や言動にむすびつき成功体験も増え自信となり「笑顔」になりますね。日々「笑顔」がでるような活動ができるよう衰えていく頭を目一杯使っていますね(笑) 支援は手伝うのではなく手立てを見つけてあげる、伝えてあげることそして自立につなげていくことだと思います。  まだまだ療育について知られていないのが現状です。何らかの生きづらさや障害を持ちながら生活しているお子さんが本来持っている力を発揮し、充実した時間を過ごせる大切な場所であり、自立に向けての色々な手立てを身につけていくための場所です。「今日はあおいとりプラスの日だ」と笑顔で通える場所でありたいですね。そして施設ができたことで“そこにお任せ”、“そこにいけばいいんだよ”ということではなく、社会自体が変わらなければならないこともありますね。そこが難しいところだとは思います。 Q.先生のことを教えてください。  小学校教諭と幼稚園教諭の免許を持っています。帯広で幼稚園教諭として10年近く勤め、出産を機に退職して、その後は2人の子育て中でも誘いがあると子ども向けのイベントや託児のお手伝いなど、子どもと関われるお仕事をしていました。子育ても落ち着き、幼児~中学生の学習塾をした後、小学校の支援員となり3年前にお声をかけていただいて、縁あってあおいとりプラス緑陽台教室で働き始めることになりました。  はじめての職種でしたので過去の経験は引き出しにしまいゼロからの勉強でした。50歳をすぎてからの頭には、習得しなければならないことが入っていくのか心配でしたね~(笑)はじめての契約が決まった時の喜びは忘れませんね。“初心忘るべからず”です。本当にたくさんの方々に支えていただきながら3年が経ちました。楽しみに教室に通ってくださっている皆さんに日々感謝です。今後も各自治体・保育園・幼稚園・学校・他事業所をはじめ、関係機関の方々と連携をとりながら、心あるあたたかな支援をしていきたいと思っています。 Q.仕事のやりがいはどんなところですか。  やはりやりがいを感じるのは、子ども達やおうちの方の笑顔を見るときですね。 まだまだ駆け出しですから“何か特別にできるのか”というとそうではないと思います。人と関わる仕事は正解もないですし、到達点もないと思います。何十年もたくさんの子ども達と関わってきましたが、常に一からのスタートになります。そこにはドキドキもありますが、ワクワクもありますね。「どんな子かな?」「何がすきなのかな?」「何が心配なのかな?」って。  そこからは“これはどうかな?”“こうしたらどうするかな?”“あれ!?どうするんだろう?”と様子を見ながらのかかわりです。いろいろな働きかけや会話、場面設定などをしながら信頼関係を深めていきます。毎日の活動や子ども達の言動からヒントを得ては、課題や遊びを見いだしていますね。それにはやりがいを感じますね。私たちにとって目に映るものは、ヒントに見えますね。  とにかく勉強です。ただ、生きてきた分だけのいろいろな引き出しはあるかもしれませんが、その中で使える物があるかどうかはわかりません。保護者の皆さんには惜しみなく提供しますが「うちにはこのやり方が合っているかも」とか「これなら出来そう」というふうに、その家庭やおうちの方が子育てに役立つ何かが見つかればいいですね。

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