一生の財産
大人になればなるほど、“初めてのこと”にチャレンジするハードルが高くなってしまうものです。 逆に子どもにとっては毎日が“初めて体験すること”の連続であり、大人よりも「やってみる」ハードルが低いものです。 私自身が大人になって感じるのは、 その“経験の差”が“財産”になるということです。 例えば、社会に出て働いていく中で、 「やったことがない」ことが多い人ほど、仕事や生活の幅が狭くなってしまうのではないでしょか? それに比べて「やったことがある」ことが多い人は、その経験(記憶)をもとに広げていけるのではないでしょうか? 0を1にするよりも、 1を2にする方がエネルギーが少なくて済みます。 だからこそ、子どもの時にいろいろな経験をすることが大切だと私は思います。 たとえ三日坊主でも、やらないよりはやった方が経験に繋がる。 それくらいに大きく構えてみてはいかがでしょうか? 習い事だけではなく、旅行や、釣りなどのアウトドアなど“遊び”の部分でも大切なことだと思います。 成長していく中で、いや、大人になっても、 余暇の過ごし方で気分転換ができたり、余暇で繋がった仲間に救われることもあるものです。 子どものうちに経験することは、 大人になっても財産として残る。 頭に片隅においていただけると嬉しいです。 小川 洋輝(おがわ・ひろき) 青鳥舎せいちょうしゃ(幕別町)代表。1985年幕別町生まれ。知的障がい者支援施設、知的障がい児・発達障がい児の通所施設での勤務を経て、2015年青鳥舎を設立。「戦力としての障がい者雇用を当たり前にする」をメインテーマに、障がい者雇用のコンサルテーションや福祉事業所の設立コンサルテーションを中心に活動中。趣味は読書。ジャンルは絵本からビジネス書までと幅広く、年間に100冊以上は読んでいる。