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これまでのコラムの中で何度か触れてきた、「やらないことを決める」重要性。
それはなにも、仕事だけに限った話ではありません。
家事や育児においても、この考え方はとても大事な役割を果たします。

“いまは子育てで手一杯だけど、少しずつキャリアアップしたい”。
私と同じように、そんな風に考えるお母さんも多いはず。
今この現状から少し自分をステップアップさせるために、資格をとってみたり、知らない世界を知る時間はとても大事です。
でも子育て期はなかなかそんな時間がとれない。私も以前まではそうでした。

最近、やめたことがいくつかあります。

一つは、“毎日洗濯すること”。
以前は子どもが寝た後に洗濯をしていましたが、
子どもが寝ている時間は、大事な自分の時間。
その時間を少しでも多く確保するために、
毎日洗濯することをやめて、平日の洗濯を1回まで減らし、週末に2〜3回洗濯するリズムに変更しました。
特に汚れものが多い子どもの服は平日1回だと足りなくなるので、洗わなくてもやっていけるだけの枚数に増やしました。
お父さんのワイシャツも増やしたし、自分の服は着回しができることを重視して選んでいます。

でもそのおかげで、平日の夜は、子どもを寝かしつけた後にゆっくりと読書をする時間ができました。
今は、経営を中心としたビジネス書を読みあさっています。

もう一つやめたことは、“料理のバリエーションを増やすこと”。
料理のレシピって考えるの大変ですよね・・・。
スマホでレシピを探したり、本を見たり。
気付いたら30分、1時間と経過している。
その間も、子どもは「遊んでー!」とまとわりついてくる。

はて、私にとって、料理のレパートリーを増やすことはそんなに重要なのだろうか?と思い至り、
今はレシピを探すのをやめました。
お父さんは昨日食べたものすら覚えていないし、
子どもは喜んでご飯を食べているし、
自分の時間や子どもと遊ぶ時間も確保できたのを振り返ると、
「あ、あのこだわりってなんだったんだろうな」って思います。

普段の生活習慣に、家族の顔を思い浮かべながら優先順位をつけてみる。
そうすると、意外とやめてもいいことが見つかって、自分に投資できる時間ができるかもしれません。
ぜひやってみてくださいね。

神宮司 亜沙美(じんぐうじ・あさみ)
大樹町地域おこし協力隊。
中学卒業まで大樹町で過ごし、15年ぶりにUターン。自然に囲まれた地元で子育てをしながら、地方でも女性が活躍できる仕事を作る!ために2年後の起業に向けて、日々様々なことにトライしている。
2015年12月に元システムエンジニア&ライターとしての経験を活かし、大樹町のいいなを紹介するローカルメディア「ソラユメ」を立ち上げる。
大樹町在住、夫(33歳)、息子(1歳)の3人家族。

大樹町地域おこし協力隊
http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/
ソラユメ
http://sorayume-taiki.net/

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