子育て 町民が助け合い 来年度から「ファミサポ」 広尾町
【広尾】町は新たな子育て支援事業として、「ファミリー・サポート・センター」の開設準備を進めている。子育て援助を希望する町民と応援できる町民が会員登録し、助け合う有償ボランティア組織で、来年度からの運用を予定している。現在、子育てのお手伝いに応じる町民を募集している。
【2021年11月12日付十勝毎日新聞に掲載】
ファミリー・サポート・センター(通称・ファミサポ)は、共働き世帯の多い帯広市などで運用されている事業。一時的で補助的な育児援助(各種施設への送迎、保育施設の時間外や学校放課後の子どもの預かりなど)を、地域の住民が有償で担う。
町の場合、援助を求める町民を「依頼会員」、援助を担う町民を「サポート会員」と定義。サポート会員は20歳以上の子育て援助に理解のある人が対象で、救急救命講習(3時間、1回のみ)の受講が義務づけられる。
援助活動の時間帯は午前7時~午後7時。終了後、依頼会員から料金がサポート会員に支払われ、料金単価は平日が30分当たり300円、土日・祝日は同400円。活動時間外は30分当たり400円。交通費が発生する場合は実費分は別途支払う。万一の事故に備え賠償保険に加入する(個人負担はなし)。
町はサポート会員の確保のめどが付き次第、依頼会員の募集・登録を開始する。ファミリー・サポート・センター準備室(保健福祉課内)では「子育て支援に応じられる時間的余裕がある人に協力してほしい。町としてもバックアップするので、関心のある町民は相談を」と呼び掛けている。
問い合わせは同準備室(01558・2・0172)まで。
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