「ポケポケ」からはじまる一歩
先日、ボクが運営している不登校生徒の居場所「ToRiSu」では、スマホアプリ版のポケモンカードゲーム、通称「ポケポケ」が話題になりました。
初代ポケモン世代であるボクの心に眠る「ポケモントレーナー魂」が目覚め、即座にダウンロード。
懐かしさと興奮で気持ちが高揚していたところ、ひとりの女の子が画面を興味深そうに覗き込んでいました。
この女の子、出会った頃は、ひとりで黙々と絵を描くこみゅにに消極的な女の子でした。
だからこそ「これはチャンス」とばかりに「ダウンロードしてみたら?」と軽く声をかけてみると、
彼女は「今ダウンロード中です」と、すでに動き出しているのでした。これは一緒に楽しめる予感・・・と心の中で喜んでいたのですが、話を進めていくうちに意外な事実が明らかになりました。
なんと彼女、ポケモンを全く知らないというではありませんか。
さあ、ここで問題です。ポケモンに縁のなく、内気な彼女が「ポケポケ」を始めようと思った理由とは一体何だったのでしょうか?
(1)話題のゲームだから、とりあえず試してみたいと思った。
(2)いつも「ToRiSu」に集まる仲間たちと一緒に遊びたいと思った。
正解は・・・残念ながら本人のみぞ知る、という結論ですが、どちらにせよボクにとってはすごく嬉しい出来事でした。
彼女が新しい一歩を踏み出した瞬間に立ち会えたような気がしたのです。
日常の中で、こうした小さな出来事に出会うたび、実はそれがとても大きな一歩だったりすることに気づかされます。
そんな一瞬一瞬に触れるたび、この活動をしていて本当に良かった、そして幸せだと感じるのです。
きっと、こうした日々の積み重ねが、ボク自身を成長させてくれているのでしょうね。
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http://tokolabo.jp/tp_detail.php?id=2620