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 【士幌】町が設置の準備を進めていた子育て世代包括支援センターが25日、町総合福祉センター内で「Yosuga-よすが-」の愛称で開放を始めた。妊娠期から子育て期までの相談窓口として、子育て支援や医療などの関係機関と連携しながら保護者のサポートに当たる。
【2020年09月27日付十勝毎日新聞に掲載】

【写真説明】一般開放を始めた町子育て世代包括支援センター「Yosuga」。右が小野寺さん家族


 同センターは、空き部屋となっていた介護用品展示室(約60平方メートル)を改修。床にカーペットを敷き、ベビーベッドや診察ベッドを配置し、子どもの身長や体重の計測、授乳ができるスペースや子ども用トイレを整備した。

 母子担当の専任コーディネーターでもある中捨里香さん(町保健福祉課保健介護グループ)ら保健師が常時、出産や子育てに関する悩みを抱えている保護者に接し、必要に応じて関係機関と協力して支援していく。

 「多くの人が気軽に立ち寄ってもらえるように」(町保健福祉課)と同センターの愛称を公募したところ、10人から計13件の応募があった。「よすが」は、身や心を寄せて頼りとする所を意味する言葉で、町内在住の小野寺早央里さん(30)が命名した。

 25日には“名付け親”となった小野寺さんと夫の僚さん(31)、娘の紫(ゆかり)ちゃん(2)を招いたセレモニーと内覧会を実施した。小林康雄町長が「愛称の通り、子育て中の親のよりどころになれば」と話し、小野寺さんは「愛称が選ばれてびっくりした。授乳ができ、子どものトイレも完備されていて便利に感じる。これから利用していきたい」と話していた。

 開設時間は平日午前8時半~午後5時15分(土・日曜、祝日、年末年始は休み)。問い合わせは町保健福祉課(01564・5・2108)へ。

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