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子ども達と関わる仕事をするうえで、
大切にしていることがあります。

それは、行動を観察(分析)すること。

感情や主観をどれだけ抜いて考えられるか、
そこがなかなか難しく未だに苦労しています。

そんな時に
子ども達の行動を
3つに分けて考えるようにしています。

(A) きっかけ=“こんなときに”
(B) 行動=“こんなことをしたら”
(C) 結果=“こうなった”

私たちの仕事では
ABC分析と呼んでいるのですが
なかなか便利な考え方です。

例えば電灯をつけるという何気ない日常の行動も

(A) 夜くらい部屋の中
(B) スイッチを押す
(C) 明るくなる

このように分けることができます。

もし、はじめから明るい環境だったり
スイッチが壊れていて
電灯がつかないことを知っていたら
(B)という行動を起こしませんよね。

ひとつの行動を3つに分けることで
行動の意味や意図が見えてくるのです。

ご家庭で起こりうる事例で言えば

(A) 使いたいおもちゃを弟が使用している
(B) 奪う
(C) おもちゃで遊ぶことができる

このような場合には
(B)を適切な方法に置き換えることを伝え
行動修正をします。

奪う→「貸して」or他のおもちゃで遊んで待つ

しかしながら、
理想通りにことが進まないのが現状。
それでも頭に入れておくと
何かのヒントになるかもしれません。

小川 洋輝(おがわ・ひろき)
青鳥舎せいちょうしゃ(幕別町)代表。1985年幕別町生まれ。知的障がい者支援施設、知的障がい児・発達障がい児の通所施設での勤務を経て、2015年青鳥舎を設立。「戦力としての障がい者雇用を当たり前にする」をメインテーマに、障がい者雇用のコンサルテーションや福祉事業所の設立コンサルテーションを中心に活動中。市内で放課後支援施設「ことのは」を運営。趣味は読書。ジャンルは絵本からビジネス書までと幅広く、年間に100冊以上は読んでいる。

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