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自分のことはさておき、
周囲の人のことが気になり
「手伝ってあげる」と、
あっちこっち動きまわる子っていますよね。
そんな時に、
「人のことはいいから、まず自分のことをやりなさい」そんな風に注意をしてしまっていませんか?

ことのはに通う生徒の中にも、
自分の宿題の取り組み中に
「教えてあげるね」と、
次々に助言してまわり、
結局自分の宿題が終わらずに
時間がなくなってしまう子がいます。

そんな時、
もちろん私も注意をしてしまいます。
でも、
よく考えてみると
自分のことより他人のことを優先させるって、
めちゃくちゃ凄い事なんですよね。
まさに“優しさの芽”だと私は思います。

それに、
頭でわかっていてもなかなかできないこと。
読書をしていると
ビジネス書や自己啓発書にも
それに近いようなことが
書かれていたりするくらい
模範となる行動なのです。

それなのに
気が付いたらその行動を注意している。
やっぱり人って
ダメなところを見てしまうものですよね。

もしかしたら
その“優しさ芽”を潰してしまい、
自分本位な子に
してしまっているのかもしれません。

冷静な時にはわかっていても、
いざその場面になると
注意や指摘をしてしまう。
そうゆうことは多いのではないでしょうか?。

「実はその行動って長所なんだよな」
に気が付いていきたいですね。

小川 洋輝(おがわ・ひろき)
青鳥舎せいちょうしゃ(幕別町)代表。1985年幕別町生まれ。知的障がい者支援施設、知的障がい児・発達障がい児の通所施設での勤務を経て、2015年青鳥舎を設立。「戦力としての障がい者雇用を当たり前にする」をメインテーマに、障がい者雇用のコンサルテーションや福祉事業所の設立コンサルテーションを中心に活動中。市内で放課後支援施設「ことのは」を運営。趣味は読書。ジャンルは絵本からビジネス書までと幅広く、年間に100冊以上は読んでいる。


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