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 今年も流行の兆しが見え始めたインフルエンザ。特に子どもは重症化しやすいため、北斗病院の小児科・小児科こども総合センターの西村洋一副センター長(42)とアレルギー専門医の人見会美子医長(44)は予防接種を勧めている。インフルエンザの危険性や、予防接種の効果などについて聞いた。(伊藤亮太)
【2018年12月2日付十勝毎日新聞に掲載】

 ー予防接種の効果は。

 西村副センター長 インフルエンザはウイルスが体に入り、体の中で増殖して発症する。予防接種してもウイルスが体内に入ることは防げないが、発症や重症化を防ぐことはできる。

 小さい子どもほど重症化しやすい。以前より確率は下がっているが、治療法が進んだ今でも脳症などになり、後遺症が残ることもある。感染しても薬を飲んで治せばいいと思っている人もいるかもしれないが、薬だけでは重症化を止めることはできない。重症化する確率を下げるには予防接種が大事だ。

【写真説明】「重症化を防ぐために予防接種を」と話す(右から)西村副センター長と人見医長


 ー効果的な接種のタイミングは。

 西村副センター長 流行は11月末から始まり、1月、2月にピークとなる。13歳未満は1回目の接種から2~4週間空けて2回目を打つ必要があるので、12月半ばまでに2回目が打ち終わるようにするのがいい。

 ワクチンの在庫は、例年通りの2650万本ほどあると聞いている。昨年は10月上旬に一時的に不足したが、今年はあらかじめ確保されているので焦る必要はない。

 ー予防接種によるアレルギーを心配する声もある。

 人見医長 ワクチンは鶏卵で培養したインフルエンザウイルスを使用しているため、卵アレルギーのある方は接種要注意者とされている。しかし、ワクチンに入っている卵のたんぱく質は、ナノグラム単位のごく微量しか含まれていない。アナフィラキシーショックを起こしたことがある人でも、安全に接種できている。心配な人は、かかりつけ医に相談してほしい。

 ー妊婦も予防接種していいのか。

 西村副センター長 妊婦も予防接種は推奨されている。予防接種しないで重症化する方が問題があるので、積極的に産婦人科かかりつけ医に相談してほしい。

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