絵本との出会い
末っ子の高校生活も残りわずかとなりました。
春からの巣立ちの準備も始まり、
我が家の子育てもひと段落終えようとしています。
先日、
道から表彰を頂いた副賞として
ぷれいおんに大型絵本が届きました。
そっと開いてみた1冊は、
『ぞうくんのさんぽ』(福音館書店)。
夫以外に知り合いのいない過疎地で、
赤ん坊の娘と二人っきりで
格闘していた日々が蘇ってきました。
“子育てに絵本を!”と願ったものの、
初めは子ども向けの
絵本の世界観になじめず
「これがおもしろいの??」
と戸惑っていた
初心者マークの日々です。
やがて、
私の声に聞き入る様子や、
喜んだり、面白がったりする反応に気が付いて、
もっともっとさまざま表情を確かめたくて、
たくさんの絵本を選び、
一緒に楽しむのが習慣化することになります。
今思えば、
「こどもの喜ぶ顔がみたい!」
「子どもと一緒に愉しみたい!」
という共感体験の原点だったようです。
親子で過ごした絵本の時間は、
今となっては本当にかけがえのない
愛おしい時間です。
子どもたちにも、
その豊かな時間が
彼らの成長の一コマとして
刻まれているといいのですが。
子どもの成長と共に、
今では絵本は、
自分自身を癒したり
未知の世界を発見したりと、
生活の中になくてはならないツールのひとつです。
子育て中の皆さんにも是非、
絵本を開いて
子どもと喜怒哀楽を共有するひとときを
大切に過ごして欲しい
と願っています。
どうかステキな絵本に出会ってくださいね。
*絵本とおかあさん、おとうさんとの橋渡し役として、これまでぷれいおんが幾度となくお世話になった釧路の《童話と絵本の店プー横丁》が、今月いっぱい(2019年2月末)で閉店することになりました。
店主ちえさんから、絵本のアドバイスが聞けるチャンスはあとわずか。どうぞご利用ください。
プー横丁
〒085-0058釧路市愛国東4-2-4
☎0154-36-5298
今村江穂(いまむら・みずほ)
1967年、北九州市生まれ。97年に帯広市に転入。
2003年~前身帯広西おやこ劇場の運営委員長を経て、2006年NPO法人子どもと文化のひろばぷれいおん・とかちを設立、理事長に就任。
こどもの遊びや体験活動、子育て支援など、子育ち親育ち環境の充実をめざして多世代で活動中。
2013年~帯広市ファミリーサポートセンター事業受託。
こども環境学会認定こども環境アドバイザーも務める。
16歳から24歳までの1男2女の母。
十勝管内芽室町在住。
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