技術や学力よりも先に・・・
息子は、この春小学校を卒業し、 それを機に習いごとも整理し、 4年間お世話になった「習字」を辞めました。 初めは、息子の字が雑で、 親としては「ちょっとでも上手になって欲しい」と思い、 息子と話し合って、行くことを決めました。 しばらくは、上達しているかはよくわからないまま、 でも本人は本当に楽しんで通っていました。 親としては「大丈夫かしら?」と思っていた時、 先生からの言葉で思わず涙したことがあります。 先生「大丈夫、〇〇君はココロがまっすぐだから、きっと上手になりますよ。」 ワタシのココロの声 「そうなんです!うちの子はココロはまっすぐ、イイ子なんです!!!」 それ以来、「楽しい」と言い続け、 通っていた息子を見守ることにしました。 習いごとって技術だけ習うんじゃないですよね、 年齢が低いなら、むしろ取り組む姿勢やココロ、 「もっとやりたい」「楽しい」と思える経験が大事なんじゃないか、って思います。 習字の先生も、息子の字ではなくココロを見て、 ココロに話しかけてくれていたのだと思います。 お陰様で、 息子は堂々とした自信に溢れた字を書けるようになりました。 思い返せば小さい頃、 エレクトーンを習っていたワタシは、 練習嫌いで、辞めちゃって、小学校のオーケストラでトランペットを吹き始めました。 トランペットは大好きで、みんなとの音合わせの時間は毎週楽しみでした。 そうやってワタシは音楽が大好きなまま育ちました。 あの時、 「エレクトーンを練習しなさい!」って強制せず、 ワタシが自分でもっと楽しそうなものを見つけた時、 それを応援してくれた両親に感謝しています。 「習字」の習いごとは今回でやめてしまうけれども、 教えていただいたココロはずーっと残ると思います。 スイミングスクール、ピアノ教室、塾や少年団、 どんな習いごとも同じようにココロが育つ場であって欲しいと思います。 技術や学力はその後についてくるものだろう、 って信じています。 ♪今日のお茶♪ ヌワラエリヤをストレートで~ヌワラエリヤはスリランカ中央高地の南側の紅茶の産地です。 高地の紅茶(インドのダージリン、スリランカのヌワラエリヤなど)は華やかな香りと程よい渋みが特徴で、背筋がシャキッと春らしい気分になります。 お湯の温度をちょっと低め(80℃程度)にすると渋みが抑えられます。 お好みでお湯の温度を変えて楽しむのもいいですね♬ 白石 友柄(しらいし・ともえ) やりたいコトは全部ヤルが信条。 放課後の学習プログラムや小学校の英語活動のサポートなど幅広く子どもの学びを展開する、NPO教育支援協会北海道の専務理事。 その他、紅茶の「tea stylist」、サイエンスプログラムの「GEMSリーダー」、生粋の「board gamer」としても活動中。 プロフィールはこちら NPO教育支援協会北海道のHPはこちら