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【PR☆帯広葵学園☆】職員リレーインタビュー~あおいとリプラス(帯広)・大浦奈央先生

☆「帯広葵学園」はとかち子育て応援ラボの活動を応援しています!☆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 学校法人帯広葵学園の幼稚園や保育園、教室などの職員の方々を紹介するリレーインタビューです。毎月1人が登場し、各園や施設の特徴や目指す保育の姿、それぞれの夢や目標などを語ってくれます。 今回は療育たいせつ型障害児通所支援事業所「あおいとリプラス」の大浦奈央先生(指導員=社会福祉士)です。 ※記事中の内容、名称、年齢等はすべて取材(掲載)当時のものです。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ Q.あおいとりプラスはどんなところですか?    児童発達支援と放課後等デイサービス、保育所等訪問支援の3つの事業を行っています。今年で開設3年目になります。児童発達支援は幼児(未就学児)が対象で、放課後等デイサービスは小・中学生が対象です。現在、児童発達支援は26人、放課後等デイサービスは19人、保育所等訪問支援は10人が利用しています。帯広教室と緑陽台教室があり、帯広教室には指導員が5人いて、1日10人の定員で行っています。 Q.児童発達支援はどのようなプログラムで行うのですか。  児童発達支援は、発達の面で気になるところがあるお子さんが対象で、週1~2回教室に通ってきます。送迎もしていますので幼稚園や保育所に送っていったりもします。療育の時間は1時間と決まっていますので、利用枠の中で園の活動に合わせて可能なかぎり時間や曜日等の調整を幼稚園や保育所、保護者と相談しながら行います。  プログラムは個別療育といって、担当の先生とお子さんが机に向かい合って、用意した課題を一緒に行います。私は今、年中さんと年長さんを担当していますが、最初は簡単なもので、色のシールのところに同じ色の洗濯ばさみを挟んだり、ペグで絵を描いたりします。色のマッチングなど簡単なところから始め、まずは一緒にお勉強するという時間を楽しいと思ってもらうところから始めます。その中で個々の成長段階に合わせた内容を考え「出来たね」を積み重ね、“やってみよう”という気持ちを育みます。その気持ちが頑張る気持ちに繋がっていき、次のステップとして少しずつ難しいこと、手先が必要なものへと進めていきます。  通う期間は保護者と相談しています。1人1人発達段階が違うので、様子を見ながら、今出来ていること、得意なことを大切にして、“こういうことができるようになったらいいね”を目標に、スモールステップで1時間の療育を過ごします。  個別療育が終わったら、一緒に遊ぶ時間もあります。課題は1人1人がパーテーションで区切られたスペースで行いますが、遊びは他のお友だちと一緒になることもあります。担当の先生が付いて、お友だちとのやりとりやコミュニケーションを見守っていきます。 Q.放課後等デイサービス、保育所等訪問支援はどのように行うのですか  放課後等デイサービスは、学校が終わってから午後5時までの利用です。1人1人に今日の活動を提示(個々に合せたスケジュール)し、自分で確認をして行動する力を大切にしています。小・中学生は自立課題といって1人でやる課題と個別療育を行います。宿題を持って帰ってくるお子さんも多いので、個別療育では宿題を一緒にやったりします。おやつも食べます。天気が良い日には公園などに行き、身体をたくさん動かして、お友だちと遊んで過ごしたりもします。  保育所等訪問支援は、幼稚園や保育所に通っているお子さんが対象で、集団活動の中で困り感があったり、発達の面で心配があったりするお子さんに、私たちが幼稚園や保育所に行き、集団で活動するお子さんの様子を見せていただいて、その子がどんなところに困っているのか、どういう風にしたら集団の中で活動していけるかを、担任の先生らと一緒に考えていきます。  保育所等訪問支援には集団観察と個別療育があり、集団の方ではその子の様子と先生との関わり方などを見せてもらいます。こういう時にこういう風な関わりをしたらいいかもしれませんというようなお話をさせてもらったりします。個別は療育室という個室で、教材を使って個別療育を行ったり、一緒に遊んだりして過ごします。 Q.先生があおいとりプラスで働き始めたきっかけは。  私は4月からあおいとりプラスで働いています。大学で社会福祉士の資格を取得し、以前は札幌で成人の障害のある方の入所施設で8年間働いていました。 大学生のころに児童の療育のボランティアをさせていただいたことがあって、すごく楽しかったことが、今につながっています。1年間、子どもの担当を持たせてもらって関わっていたんですが、遊びや課題の時間があり、設定した課題が“出来たね”という瞬間が嬉しかったですし、お子さんと関係ができてくると色々とやりとりが生まれてくるのも楽しかったです。そうした経験から“いつかは子どもと関わるところで働きたい”と思っていました。  出身は札幌で、十勝には4年前に結婚して来ました。十勝は好きです。美味しいものが多くて。でもすごく寒いのにはびっくりしましたが。  仕事では送迎が多いので、道が分からなかったりするのが困りますね。放課後等デイサービスでは特別療育と言って、社会経験としてお出かけをします。児童会館で遊んだり、図書館に行ったりするのですが、近くの公園が分からなかったりするので、他のスタッフさんに聞きながら勉強中です。 Q.療育現場で感じることは。 子ども達は一見困り感があるとかは分かりにくいのですが、実際に集団に入るとうまくいかない。どこにつまづきがあるのかが分かりにくく、幼稚園などの先生は対応が難しいと感じることが多いのかなと思います。私たちは訪問で行くと、その子の様子だけを見て動けますが、幼稚園などの先生は集団の中で見なくてはいけない。なかなか難しいと思います。訪問をしたり、個別療育などを通じて、その子の力を引き出していくような関わりができればいいのかなと思います。 Q.子ども達とはどのように接するのですか。  1人1人つまづいている部分だけでなく、発達段階も性格もそれぞれ違います。決めつけずに、その子の今の状態をちゃんと見て、どういう風に接したら伝わるかなということを考えます。子どもにも色々なタイプがあり、中には言われたらやりたくないという子もいます。タイミングを見計らって声かけをしてみたり、少しだけサポートをしてできたりすることもあります。  ただ、これまでは成人と接してきて、児童の分野は初めてなので、分からないことがたくさんあります。療育についても自分のイメージはありますが、それが本当にいいものなのか分からないので、周囲と相談をさせてもらいながらやっています。保育所等訪問も初めてのことなので、その場で子どもの様子を見極めて判断するのは難しく、これでいいのかなと思い、日々勉強させていただいています。 Q.これからの目標や抱負はありますか。  子どもの成長期に関わることになるので、責任を強く感じています。1人1人が困っている部分についてどうしていったらいいのか、自分でその手段を見つけていく力をつけていくためのサポートができるようになりたいですね。お母さんからも『どういう風に対応したらいいですか?』と聞かれることも多いですが、私自身もまだ経験が浅く、言葉かけなどの関わりのパターンが少ないと感じています。これから色々なことに関わり、子ども達と接していく中で、もっと子どもの気持ちに気づき、色々な方法で関われるようになっていけたらいいなと思います。

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