【子育てニュース】保育所休み 子どこへ? 休日対応に200人集中 10連休
皇位継承に伴うゴールデンウイーク(GW)の10連休(4月27日~5月6日)で、連休中も働く親たちが頭を悩ませたのが子どもの預け先。帯広市内の認可保育施設は多くが4月28日から5月6日までの9連休とし、この期間、休日保育を行うのは1カ所だけ。連休中のみ認可外施設に預ける動きも見られる。
(細谷敦生)
【2019年4月26日付十勝毎日新聞に掲載】
/認可は1カ所/
市内に26ある認可保育施設のうち、休日保育を行うのは、すずらん保育所。認可保育所や認定こども園などに入所していて、休日に保護者(両親とも)が就労しているなど保育が必要と認められる子どもを対象に申し込みを受け付け、28日からの期間について多い日で約200人(5月2日)の申し込みがあった。市は全員を受け入れた。
市こども課によると、現在、市内の認可保育所を利用している児童は全体で約2600人。休日保育の利用者は年末年始でも1施設当たり1日100人に届かないほどで、今回は異例の多さだ。
同課は「予想以上の申し込みだったが、すずらん保育所はこれまでも休日保育で100人以上を受け入れており、設備面でも余裕はある」とする。
一般保育や夜間保育を行う認可外施設「子育て支援ハウスChipS(チップス)」(本部帯広、及川抄織代表)にも、多くの問い合わせや申し込みがあった。今回の10連休には5月5日を除いて対応する。
昨年のGWは1日平均10人ほどだった申し込みが今年は多い日で35人ほどになり、全体でも約3倍増加している。及川代表は「去年より明らかに多い。1日だけ利用したいという問い合わせも多く、今回の予約には普段見ない名前も並んでいる」と話す。
/「広報もっと」/
2歳の男の子を育てる市内の会社員女性(37)は夫婦共働きで、普段から中心部のChipSまちなかAid店を利用。「フルタイムでもパートでも土・日曜に就業する職種は山ほどあり、保育を“平日”と“休日”に分ける考えは時代遅れでは」と疑問を抱く。
同じく市内の女性(30)は「市でも休日保育をしているのは知っていたが、抽選制と耳にしたこともあったので『もし外れたら…』と考えてしまい、利用できなかった。きちんと情報発信することも市の務めでは」と語る。
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