はじめて記念日
「危ないからダメ」
「もうちょっと大きくなったらね」
子どもへの愛情が故に、
このような声かけをしてしまっていませんか?
例えば調理。
包丁を使わせるのは少し不安。
大事な大事な我が子にケガをさせたくない。
この感情はごく自然なものだと思います。
しかし、
どんな人でも、
どんなことでも、
「はじめて」を乗り越えて
できるようになっていくものです。
私たちは何度も転んで擦りむいて、
でもまたチャレンジをして
自転車に乗ることができるようになりました。
誰もがみんな、
通ってきた道なのです。
特に年齢が低いほど、
「はじめて」の経験の数も
少ないのは当然ですよね。
だからこそ、
ここで提案があります。
「はじめて」の機会に出会った時に、
それを
“はじめて記念日”と考え、
「やってみようか」
「一緒にやろう」
と声掛けしてみませんか?
そして、
なるべくいろいろなはじめてを
経験させてあげてください。
大きくなった時に
いろいろな経験をしていることは
知識以上に力になると私は信じています。
小川 洋輝(おがわ・ひろき)
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