成功と苦労はセットなのか?
今年最初のコラムです!
私の場合、自営業なので、
お休みといっても極めて曖昧なのですが、
それでも、世の中的にお休みなので、
本を読んだり、普段考えないようなことを考えたり、
そんな時間が多かったです。
そこで、夫と話していて話題になったのが、
「成功するには苦労が必須」という考え方について。
日本人は、苦労を美徳と考える傾向が強いよね、
なんていう話をしていました。
野球部の息子の話を聞いていても、
どうも、スポーツの部活動でも、
相変わらずそういう文化が根強いようです。
でも、それ、本当なのかな?と、
私は非常に疑問に思っているんです。
確かに、大成功を収めた人の話には、
そこへ至る苦労話がセットであることが多いのですが、
本当に人生楽しんでいる人は、
成功に至るあらゆるプロセスを
「楽しんでいる」人なのではないかと思うのです。
ジャパネットたかたの前社長・高田明さんが
とある雑誌の対談で話していたものを読んだら、
それがとってもよく書かれていたんです。
小さなカメラ屋さんから始めて、
「どうやったらもっと知ってもらえるかな?」と、
自分で歌を作ってラジオCMをやり、
ラジオショッピングというものを知って、
「どうやったらできるのかな?」と、
自分で考えて番組を作り、
地元の放送局から地道に広げていき、
カタログショッピング、テレビショッピング、
ネットショッピング・・・
お客さんに喜んでもらうにはどうしたらいいだろう?
ということを考えて、一つ一つ自分でクリアしていく。
そのストーリーからは、
日本人が大好きな「血の滲むような苦労」
という雰囲気はほとんど感じられなくて、
好きで好きでやっているうちに、
気づいたらこうなってたんです、
というような印象でした。
でも、やっている様子を外から見ていると
「なんであんな大変なことしてるんだろ~?」
というふうに見える、というのもよくあります。
結局のところ、苦労かどうかというのは、
本人が決めることであって、
好きでやっているなら、本人にとっては、
極上の「遊び」みたいなものなんじゃないか、
そんな気がしています。
楽しくて楽しくて夢中になってしまう、
誰に止められても、寝ないででもやっていたい!
これこそが、何かを成し遂げる原動力。
だからこそ、子どもたちには、
好きで好きで仕方のないことを見つけてほしいし、
大人も、今からでもいいから、
そういうものを持つといいんじゃないかなあ、
そんなことを改めて考えたお正月でした。
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首藤ひろえ
オフィスひびき代表。自己承認度を高める「ネイチャー理論」と
深く心を聴く「聴心力」で、どんな人でも自分らしく幸せな生き方
に導くコーチングを実践。夫と息子の3人家族。広尾町在住。
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