【お出かけ】冬の風物詩 ワカサギ釣り~糠平湖で記者が挑戦
【上士幌】糠平湖でワカサギ釣りが本格的なシーズンを迎えている。1月4日の解禁以降、愛好家や親子連れが「密」を避けながら楽しむ姿が見られる。木々や生き物のうごめきを感じながら澄んだ空気の中で、冬ならではのアクティビティーを体験した。
(文・岡田優人、写真・塩原真)
【2021年2月3日十勝毎日新聞に掲載】
【写真説明】糠平湖でワカサギ釣りを楽しむ筆者(左)
帯広から北に車で約1時間半のぬかびら源泉郷。温泉街から国道273号を上川方面に向かい約6キロの所に五の沢駐車帯があり、ここに車を止めて、糠平湖に下りていく。釣り場までは駐車帯から徒歩で15分ほど。雪が踏み固められた林の中の道を5分ほど歩くと湖が見えてくる。
糠平湖はダム建設によりつくられた人造湖で、面積は8・2平方キロメートル。冬になると結氷した湖面にアイスドリルで穴を開けてワカサギ釣りを楽しめる。
天候が比較的安定している早朝から訪れる人が多く、週末ともなれば釣り客のテントの“村”ができる。オレンジや黄色テント集団が雪原を彩っている。
/ドリルで湖面に穴/
訪れたのは1月中旬。釣りの手順は、まずドリルで湖面に穴を開ける。そこに多点掛け(針の数が複数ある仕掛け)を垂らす。針は1・5号、餌は紅サシを使用した。この日は2時間で10匹の釣果で、サイズは5~10センチほどの小型が多かった。上級者は100匹以上釣ることもある。記者は昔、一度だけワカサギ釣りをしたことがあるが1匹しか釣れなく、寒かった思い出しかなかったが、テントの中は暖房がなくても寒さをしのげ、10匹でも楽しかった。
/寒さ対策は必須/
ワカサギ釣りは、氷点下20度まで冷え込むこともあり、防寒対策が必須。手袋や帽子のほか、カイロや温かい飲み物があると安心だ。
NPO法人ひがし大雪自然ガイドセンターは「湖上を歩くときはガス穴に気を付け、テントの換気など感染症対策にも注意しながら楽しんで」と呼び掛けている。
釣魚料は1日券600円。ぬかびら源泉郷の大和みやげ店(大和商店)で購入できるほか、湖上を巡回している徴収員に支払うことも可能。問い合わせは、同センター(01564・4・2261)へ。
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