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◇ ◇ ◇ ◇ ◇

学校法人帯広葵学園の幼稚園や保育園、教室などの職員の方々を紹介するリレーインタビューです。毎月1人が登場し、各園や施設の特徴や目指す保育の姿、それぞれの夢や目標などを語ってくれます。

今回は緑陽台保育園(音更)の阿蘓なな実先生です。

※記事中の内容、名称、年齢等はすべて取材(掲載)当時のものです。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

Q.保育士を目指したきっかけは?

 帯広出身で0歳から3歳まで託児所に通っていました。4・5歳は音更の保育園でしたが、託児所の先生がすごくいい先生で、遊ぶときも全力で、いつも受け止めてくれました。高校の時に小さいときのアルバムを見て、その先生方に憧れて“こういう人になりたいな”と思い、高校から保育士を目指しました。

Q.実際になってみてどう感じていますか。

 どんな風にしたら子ども達が楽しんでくれるかな?と考えながら保育していくのですが、やはり毎日、反省・反省です。『もう少しこうした方が楽しかったなあ』とか。すごく感じます。

 でも、7月に運動会があったのですが、今年は年長さんを初めて担当し、競技に「竹登り」がありました。4~5mのとっても高いところまで登るのですが、最初は登れる子どもはほとんどいなかったのに、つかまるのも怖くて泣いていたのに、気がついたら登れるようになっていたんです。

 そういう成長を、子ども達の「できたっ!」っていう成長を、すぐそばで見ていられる仕事だからすごくやりがいがあり、嬉しいです。

Q.先ほど子どもと一緒に坂を転がっていました!まさか先生が一緒に(笑)。

 私がこの保育園で尊敬している先生方は、すごく子どもと向き合って、ダメなときはダメってちゃんと叱るし、次はどうしたらいいかを一緒に考えるし、時には全力で遊びます。私もそういう先輩たちに憧れて、遊ぶときには全力で遊ぼうと思っています。

Q.叱るというのは先生にとってどういう難しさがありますか。

 私はこれまで未満児や年少さんを担当しいたのですが、そのときは叱るというか、子どもが困ったときに一緒に考えながらでした。例えば、けんかしたときも答えをちょっと導くというか、互いの言葉不足を補ったりするのですが、年長さんを初めて持って、一緒に担当している先生の保育の仕方が、自分で考えさせるようにしていたんですね。「どうしたらいいと思う」って考えさせる関わりをしていて、そういう風に保育をしたいと思い、年長さんになってからは、子ども自身で答えを見つけられるように働きかけています。
 

Q.良い先輩がたくさんいるんですね。

 憧れる先生方の中でも、特に園長先生は引き出しをいっぱい持っていて、お話しするときも子ども達を引きつける話し方がとても上手くて、まねしようと思ってもなかなか難しいですね。マジックとか、ちょっとしたもので遊べて、私が未満児を担当しているとき、1歳児は座っていられなくて、ちょろちょろしていたんですが、園長先生のマジックが始まった途端、みんな食いついて座って見るんですよね。本当に憧れますね。声のトーンも表情も、本当にすごい先生です。温かくて、全部受け止めてくれるような存在感があります。子ども達もみんな大好きです。いつかそういう風になれるように頑張りたいです。

Q.プライベートの趣味などは。子どもに話してあげたりするのですか。

 私は海外に行くのが好きで、この間のゴールデンウィークはタイに行ってきたのですが、子どもが「タイって何?」って聞くので、「虎にも触るし、ゾウにも乗ったんだ」ってお話ししたら、ちゃんと「海外は言葉が違うよね」って分かっているんですよ。「英語?」って聞かれ「タイ語だよ」って言ったらみんなでタイ語を真似して遊んでくれました。かわいいですね。
 

Q.今年頑張りたいことは何ですか。

 初めての年長さんを担当して、毎日、日々の生活も一日一日がカウントダウンで、行事も最後だから他の学年と力の入れ方が違うと感じます。どの学年もそうなのですが、年長さんは頑張る力を特に持っているし、一緒に組んでいる先生の動きを見て、どう関わっていくかを実践し、自分も吸収していきたいと思っています。

 運動会は本当に泣けました。子ども達本当に力を持っているのだなと思って。運動会で泣いたので、卒園式はどうなるのですかね(笑)。あと8カ月、あっという間です。さみしいですが、全力で走りきるだけです。

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スポット名 緑陽台認定こども園[WEBサイト]
住所 〒080-0315[音更町]
河東郡音更町緑陽台仲区35番地9
電話番号 0155-31-5815
FAX番号 0155-66-6360
営業時間
定休日
駐車場 駐車場あり
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