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 ひとり親の就労を支援するため、ハローワーク帯広は帯広市と連携し、8月20、27の両日、市役所に臨時窓口を開設する。子育てとの両立で働き方が限られるひとり親に対し、希望の仕事を紹介する機会を増やす。児童扶養手当現況届の提出の際に立ち寄ってもらい、求職や転職の相談を受け付ける。
(本田龍之介)
 ◇ ◇
【2018年8月12日付十勝毎日新聞に掲載】

 ハローワーク帯広では昨年8月、ひとり親が現況届を提出する8月に合わせて臨時窓口を初めて設置した。昨年度は利用が低調だったため、今年は来庁者が多い月曜日に窓口を設けるとともに、相談対応時間を1時間増やすなどして利用拡大を図る。

 ハローワーク帯広によると、ひとり親の就労希望は事務職が多く、「学校行事や育児との両立を希望するため、土日に比較的休みが取りやすい事務職に求職が集中する」という。ただ、市内の有効求人倍率(6月)はフルタイムで1・24倍、パートで0・78倍と比較的堅調なのに対し、事務職に限るとそれぞれ0・36倍、0・31倍。ひとり親にとって、希望する事務職への就労は決して易しくない。相談窓口では、ハローワークの専門職員が、相談者が希望する働き方に応じた相談を受けるほか、最新の求人情報を提供する。

 少子化や晩婚化で子どもを持たずに離婚するケースもあり、市の2017年度の児童扶養手当受給資格者数は過去5年で約7%減の2497人。市こども課は「受給資格者の数は減少傾向にあるが、ひとり親の相談需要に応える受け皿として多くの方に利用してもらいたい」とする。

 相談希望者は事前に市役所3階こども課で申し込みが必要。窓口の開設時間は両日とも、午前10時~正午と午後1時~同4時。問い合わせは同課(0155・65・4160)へ。

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