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 ママのワーク・ライフ・バランス(WLB)満足度向上のカギは、パパの「働き方改革」-。ベネッセ教育総合研究所による「幼児期の家庭教育国際調査」で、そんな結果が浮き彫りになった。日本のママのWLB満足度が各国に比べて低い原因は、パパの働き過ぎにありそうだという。
(丹羽恭太)
【2018年8月12日付十勝毎日新聞に掲載】




/遅い父の帰宅時刻/

 調査は日本、中国、インドネシア、フィンランドの4~6歳の幼児を持つ母親を対象に実施。子どもの生活に関することや母親の子育て意識などの他、有職の母親についてはWLB満足度や家族の家事・育児の実態などを調べた。

 日本の有職の母親は、「子育て」「家事」「仕事」「WLB」「生活全般」のいずれの満足度も、4カ国中最も低い結果に。日本でWLBに満足しているのは44・3%だったのに対し、他の3カ国は7~9割以上が満足と答えている。

 平日の母親の帰宅時刻は、日本は午後5時~同6時台、インドネシアとフィンランドは午後4時台が多く、中国が最も遅く午後6時~同7時台だった。同国では母親のフルタイム比率が7割と最も高いため。ただ、同国の有職母親の6割近くが祖父母と同居しており、祖父母が家事や子育てに協力する比率も最高だった。

 一方、父親の帰宅時刻は、中国は午後6時台、インドネシアは午後7時台、フィンランドは午後4時台がピーク。これに対し、日本は午後7時~午前0時台まで分散しているものの、最多は午後10時~午前0時台と、他国に比べて極端に遅かった。

 フィンランドの調査監修者によると、同国では始業・終業時刻が早いことに加え、ほとんどの保育所が午後5時には閉まるため、両親は子どもを迎えに行かないわけにはいかない。両親は送迎の役割分担をするなどして、互いに勤務時間を確保しながら早めの帰宅を実現しているという。

 帰宅時刻の遅い日本の父親は当然ながら、子どもと一緒に遊ぶ頻度が4カ国の中で最低。フィンランドの父親の7割が週3日以上子どもと室内で遊ぶのに対し、日本は3割。週3日以上、屋外で遊ぶ父親は、フィンランドで5割強いるのに対し、日本は2割にとどまる。帰宅が遅い日本の父親にとってはやむを得ない結果と言える。

/父の家事は高頻度/

 では、日本の父親は家事にも手が回っていないかというと、そうでもないようだ。「食事の支度・後片付け」「ごみ出し」の頻度はフィンランドの父親に次いで高く、「洗濯」の頻度は4カ国で最高だった。遅く帰宅しても、できる範囲の家事には関わっていることがうかがえる。最も頻度が低かったのはインドネシア。インドネシアの監修者によると、同国では、女性は家事も育児も夫の世話もよくするべきとの教えが根付いており、それをこなすことが母親の満足度につながっているという。

 全体の監修者の一人で東京大学大学院教育学研究科の秋田喜代美教授は、母親のWLBを考えるときには父親側にも目を向けるべきとし、「子育て時期の会社からの帰宅時間について、国際比較データを基にして社会全体で考えていくことが大切。また、父親と母親のWLBの満足度が共に高まるためには、それぞれがどのような姿を、それぞれにとって望ましい家事・育児・仕事の分担だと考えているのかを、夫婦間で対話しておくことも大事」とコメントしている。

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