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子育てしていると、
子どものやることに
「なんで!?」と思ってしまうこと、
よくありますよね。
 
なんで片付けないの!?
なんでプリントすぐ出さないの!?
なんで毎朝遅刻ギリギリなの!?
・・・
 
もう例をあげればキリがありません。
私もかつてはそうでした。
しかも、それが悪いことだとも思っていなかったし、
特に意味も考えず使っていたように思います。
 
でも、あるとき、
この「なんで・・・?」
がもたらす効果について学び、
自分のしていたことに気づいて愕然としてしまいました。

それは「なんで・・・?」と聞くと、
相手は100%「言い訳」を言う、という法則です。
 
自分が「なんで?」と聞かれた場面を想像すると、
確かにその通りです!
「なんで遅れたの?」
と聞かれたら?
おそらくこんな感じです。
「昨日ちょっと仕事がたくさんあって、夜更かししちゃって、朝起きられなかったんだよね~」などなど。
 
それなのに、立場が変わると、
子どもには「なんで!?」攻撃をし続けていたのです。
「なんでお友達ともっと仲良くできないの?」
「だって、○○ちゃんがいじわるするんだもん・・・」
たいていの場合、「なんで?」の問いの答えの冒頭には、
「だって」がついていて、
言い訳であることは明白です。

じゃあ、どうするか?
そんなときは、質問の仕方を変えてみます。
 
「どうすれば、お友達ともっと仲良くできるかな?」 
「なんで」→「どうすれば」に変換するのです。

人は、質問されると、答えを考えずにはいられない生き物です。
小さな子どもであっても、ちゃんと、考えて答えます。
「いじわるされるから仲良くできない」
と言っていた子も、
きっと、その子なりの仲良くする方法を一生懸命考えると思います。

「なんで癖」のあるお母さん・お父さん、
子どもの行動を見て「なんで!?」と思ったら、
まず、一度深呼吸です!
そのあとに、「どうしたら○○できるかな?」と言ってみましょう。

そして、子どもの口から出てきた答えは、
たとえ、それがお母さん・お父さんの思ったとおりでなかったとしても、
「そうなんだね」
と受け止めてあげましょう。
 
なんで、なんでと問い詰められて、言い訳を言い慣れてしまうと、
自分の力で問題を解決する方法を考える力が育ちにくくなってしまいます。
親にとって、最初は、とても忍耐のいることだと思いますが、
子どもの「生きる力」を伸ばすための小さな一歩として、
チャレンジしてみていただけたら嬉しいです。

首藤ひろえ
 オフィスひびき代表。自己承認度を高める「ネイチャー理論」と
深く心を聴く「聴心力」で、どんな人でも自分らしく幸せな生き方
に導くコーチングを実践。夫と息子の3人家族。広尾町在住。

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