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 「本当はもっと料理に時間や手間をかけたい」-。
東京ガスのシンクタンク「都市生活研究所」がまとめたリポート「子育てママの食事情2016」によると、共働きママのうち66%が自身の料理に不足感を抱いていることが分かった。
非共働きママに比べると21ポイント高く、共働きママの忙しい日常がうかがえる。
(丹羽恭太)

【2016年12月4日付十勝毎日新聞に掲載】

 同研究所の調査では、夕食を作る時間が1時間未満という人の割合が年々増え、30代共働き女性は過去20年で15・2ポイント増の62・7%。
30代主婦に比べて26・2ポイント多い。
こうした現状を踏まえリポートでは、
高校生以下の子どもを持つ共働きママ(就労時間週30時間以上)と非共働きママ(同未満)に分けて食に関する実態と意識を調べた。

/朝食を食べる時間は10分未満!?/

 共働きは朝食を食べ始める時間が早く、夕食は遅い傾向に。
朝食は午前6時台までに食べ始める人が36・1%(非共働きは19・3%)で、
夕食は午後8時以降が30・6%(同13・8%)だった。
朝食を食べる時間が10分未満の割合も共働き世帯の方が多かった。

 夕食を30分未満で食べる割合は非共働きの方が多く、共働きはスタートが遅くても急いで食べているわけではないことが分かった。


/日常的に親子で料理/

 共働きは平日に家事や親子で過ごす時間を十分に取れない分、
日常的に親子で料理をする割合は47・2%(同26・4%)と高い。
共働きでは、子どもが料理を手伝えるように教えるという現実的な理由に加え、
親子で一緒に料理をすることが楽しいと感じている割合も75%(同68・2%)と高く、
料理の機会を使って親子の時間を楽しんでいることがうかがえる。

/献立作りに負担/

 非共働きママは共働きに比べて料理に時間や手間をかけられる一方、
献立作りを負担に感じる人も多かった。
「妻が専業主婦でも夫は料理をするべき」
「男性が料理をするのは時代の流れ」
と考える人は非共働きの方が多かった。

同研究所は
「子育てママは就業していなくても、子どもの送り迎えなどさまざまな用事で忙しい。キッチンが『女性の城』だった時代は過去のもの」とする。

リポートの全文は同研究所ホームページからダウンロードできる。
http://www.toshiken.com/report/food29.html

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http://tokolabo.jp/tp_detail.php?id=921

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