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先日美しい絵に魅せられてふと手にした絵本が、子育ての喜びを再確認させてくれました。

子どものない老夫婦が、ある日出会った月のしずくの子どもたちを献身的に慈しみ育て、やがて月の母から輝く光の贈り物=女の子を授かるお話です。

読み終えて「もしも我が家に子どもがなかったとしたら、どんな生き方になっただろう」と考えました。

いかに三人の子どもたちと過ごした時間が、自分自身を育て視野を広げ、豊かな時間を創り出してくれたか、その大きさに気付かされるのです。

子育ては思うようにいかないことの連続ですが、思い悩んだ時は、初めて我が子を腕に抱いたときの喜びを思い出して欲しいです。

きっと、子どもの存在そのものを愛おしく感じられるはず。

あとは深呼吸して、もう一度子どもに寄り添いありのままを受け止めるだけ。

そんな寛容さの中で、案外子どもはたくましく伸びていくものですよ。

※絵本は「月のしずくの子どもたち」(BL出版)

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