【PR☆帯広葵学園☆】職員リレーインタビュー~西中音更へき地保育所(音更)久米ひろみ先生
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学校法人帯広葵学園の幼稚園や保育園、教室などの職員の方々を紹介するリレーインタビューです。毎月1人が登場し、各園や施設の特徴や目指す保育の姿、それぞれの夢や目標などを語ってくれます。
今回は「西中音更へき地保育所」に勤務されている久米ひろみ(くめ・ひろみ)先生です。雪遊びをする子ども達の様子を見せていただき、先生にお話を伺いました。
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Q.この園について教えてください
この保育所に通うのは、西中地区の農家のお子さんがほとんどです。2歳から受け入れできますが、今は3歳から5歳までの子ども達5人が通っており、正職員2人とパート職員2人の計4人で子ども達を預かっています。常時2人はいる態勢です。人数が少ないので子ども達一人一人と向き合えるのが特徴です。
人数が少ないこともあって子ども達は伸び伸びと過ごしており、子どもの成長がとても早いように感じます。年長さんになると縄跳びを100回以上も跳べるようになったり、自転車も補助輪なしですいすい乗っていたりして、「こんなにできるようになるんだ」と驚かされることばかりです。字を覚えたり、絵を描いたり、ハサミを使ったりするのも前に勤めていた保育所より早いように思います。
Q.子ども達が伸び伸びできるのは何か理由がありますか?
子どもに伸び伸びとさせられる理由は、人数が少なくて目が届きやすいからというのもありますが、保護者のみなさんがすごく協力的なのが大きいですね。みなさんとてもおおらかで、こちらも安心して子ども達と関わることができます。
運動会や発表会は西中音更小学校と合同でやっていて、お父さんお母さんだけじゃなく、おじいちゃんやおばあちゃんも参加してとても盛り上がります。地域みんなで子ども達を育てていこうという雰囲気があって良いなと思います。園庭の雪の滑り台も保護者の方が作ってくれました。
Q.他にも農村ゆえの特徴はありますか?
やっぱり農村地域だと感じるのは、野菜を作る体験の時ですね。子ども達は自分のつなぎを持っていることが多く、手袋なども本格的な農作業用です。おうちでお手伝いもしているのか、野菜に詳しくて、体験の時には私の方が子ども達から教えてもらっています。
お散歩の時にも、畑の横を通ると「あれがじゃがいもで、あれがデントコーン」なんて子ども達が話しているから驚きです。
Q.先生について教えてください
帯広出身で、短大を卒業後の5年間は養護施設で働き、その後はずっと病院内の保育所に勤めていました。30年間位勤めていましたが、多人数保育や院内保育特有の変則勤務等で
50歳を過ぎたころから体力的にも精神的にも厳しくなりました。
少人数の保育の場で働きたいと考えた頃に西中音更保育所の求人を見つけ、56歳という年齢的な心配はありましたが去年思い切って転職しました。
通勤について理解していたものの「へき地」を少し甘く見ていたかな・・・とは勤めてすぐに思いました。自宅から1時間近くかかる距離に初めは戸惑いました。それでも慣れるとあまり苦ではなく、むしろ通勤時間に今日は何をしようかとか頭の整理が付くので良い時間になっています。吹雪くと大変だと聞くので、それが少し心配ですね。
Q.保育をする上で心がけていることはありますか?
これまで大事にしてきたことは「お預かりしたら無事にお返しする」ということです。ですがこちらに勤めてからは親御さんがおおらかなこともあって、前よりも少し肩の力を抜いて働くことができています。今は自分の健康を第一に考えて、毎日元気に出勤できるように努めています。
子ども達の成長を感じる機会が多い分、子ども達が頑張っているんだから私も頑張らなきゃなといつも思わされます。責任は重い仕事ですが、そう思うと頑張れますね。
Q.50代で活躍の場を変えた久米先生から、同じような迷いを抱えている方にメッセージをお願いします。
長く勤められている保育士の皆さんはきっと誰でも、本当にこれでいいんだろうかと思いながら働くことがあると思います。年齢が上がるとなかなか他の所に移ってみようとは考えられないと思いますが、きっと新しい世界が見えて自分のためにもなるので、思いがあるのならば一歩踏み出してほしいと思います。
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