【子育てニュース】成長の記録　支援者と共有　子育てサポートファイル完成　鹿追

とかち子育て応援ラボ（782）更新／2020.10.20

鹿追

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　【鹿追】子どもの成長の記録を集約し、福祉や子育て支援などの関係者が情報共有するためのツール「子育てサポートファイル」が完成し、配布が始まった。障害や発達に不安のある子どもへの、切れ目のない支援につながると期待される。
【2020年10月06日付十勝毎日新聞に掲載】

【写真説明】サポートファイルを作製した、同協議会子ども支援部会のメンバー

　町の福祉、子育て支援部局や町内小・中学校、高校などの関係者でつくる「町地域自立支援協議会」が２年間の協議を経て完成させた。町内ではこれまでも、関係者間で情報共有して支援に当たるよう努めてきたが、担当者に異動の多い小学校以上や、町外の養護学校に進学した際など、情報が伝わりづらいことがあった。保護者からも、担任や支援者が変わるたびに、子どもの状況を伝えることが負担との声があったという。

　ファイルには、妊娠・出産期から大人になるまでの成長や思い出を記録。学校の成績表や医療・福祉機関から出される病歴や支援内容が分かる書類などもとじ、支援先が変わっても子どもの全体像を把握しやすくした。保護者が子どもの発達を見極める際の参考に、就学後から大人になるまでにできていると望ましいことを一覧で掲載。成人後の子どもの特長や親の思いなどを記録するページも設け、「親亡き後」に備えた。

　障害などの有無にかかわらず、母子手帳交付時に全員に配布する他、すでに支援を必要としている子どもにも配布する。同協議会では「どの段階で誰がどのように関わってきたか分かるので、支援者にとって連携のしやすさにつながる。保護者の負担軽減にもつながれば」としている。

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