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【子育てニュース】絆深める「医ケア児の日」 母親ら「話して楽になる」 音更・子育てサロンくるみ

 【音更】子育てサロン「おとぷけ通り くるみ」(音更町東通13ノ3、中村友子代表)が毎月2回開設している「医療的ケア児(医ケア児)の日」が利用者から好評を得ている。同サロンを運営する音更認定こども園の元園長で、サロン代表の中村さん(64)は「ここへ来て絆を感じ、その輪を広げてもらえれば」と話している。 【2022年02月07日付十勝毎日新聞に掲載】 【写真説明】医療的ケア児を育てる母親らが集う子育てサロンの「医ケアの日」  同サロンは、町内で未就学児を子育て中の母親らが集い、自由に過ごす場として、2019年7月に開所。毎週月、火、木、金曜の午前9時半~午後4時に無料開放している。ベビー用品、育児用品の無料レンタルなども行っている。  医ケア児の日は、20年2月に開設。日常生活で手厚い医療的なケアを必要とする医ケア児を育てる母親を対象に、毎月第1、3金曜日の午前9時半~正午(午後は通常開放)に無料開放している。  医ケア児の日は、子どもと一緒に世間的に孤立してしまうケースを一つでもなくすことなどを目的としており、現在は5組ほどの母子が利用している。  音更町在住の主婦中内志穂さん(35)は、娘の結生ちゃん(2)を約530グラムの超未熟児で出産。結生ちゃんは、今は元気な姿をみせているが、成長の具合などに心配が残っている。中内さんは「ここは私にとってなくてはならない場所。ここに来てみんなと話をすれば気持ちが楽になる」と笑顔をみせる。  また、帯広市内在住の2児の母親(25)は、2歳になった長男に先天性の心疾患など複合的な障害があり、障害をケアするために手術を繰り返している。この母親は「ここに来て(似たような境遇の母親と出会い)救われた」と話す。  同サロンでは、母子のニーズを公的支援事業につなげたり、悩み事の相談に応じたりしている。利用の事前予約は不要。問い合わせは同サロンの中村代表(080・6078・2011)へ。

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