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森あそびの魅力

ぷれいおんの名称には、 「もっとあそぼう!」 「ずっとあそぼう!」 「みんなであそぼう!」 といった思いが込められています。 子どもにとって、 「あそぶ」という行為が 人として成長する、育つ、 ためになくてはならないものだからです。 しかし、 案外この「あそび」の持つ意味や価値が 理解されておらず、 残念だなぁと感じています。 皆さんは、 幼児期からの早期教育や、 あらかじめ正解もゴールも設定された 「教わる」学習が、 子どもの能力を高める唯一の方法だと 信じてはいませんか? 子どものときに、 あそびの中で 成功や失敗を繰り返しながらあそんだ体験は、 将来大人になって、 失敗したときの打開策を考えたり、 人に頼ったり、工夫を凝らしたり、 “生きる力、つかえる力”としての真価を発揮します。 受け身で、 大人の指示や思惑の中で遊ばせられる体験しか してこなかった人は、 困難に出遭ったときの対処方法が分からず 途方に暮れてしまうでしょう。 来るべき人工知能AI時代に必要な学びは、 あそびを通して身に付いていく といっても過言ではないでしょう、きっと。 子どもに“教える”のではなく、 学びに適した場、環境を用意すること。 その環境で、 子ども自身が気づき、学ぶプロセスこそが 大切なのです。 失敗したり、 あきらめることだって、 すべてが学び! 自由な時間、自由な遊びの中で、 五感を刺激し、全感覚で発見し、 観察し、調べる、試す、 考える、想像する、表現する、 など自分で選んだ方法でやり尽くすこと。 それこそが子どもの時間!あそびの醍醐味! 特に、自然の中では、 新しい発見や尽きることのない好奇心、探究心など、 自然の神秘に目をみはる力 「センスオブワンダー」がいきいきと育つでしょう。 人生をより楽しくしなやかに生きるために、 子どもたちに授けたい力です。 そんな森あそびを気軽に体験できる場を創りたい! という訳で、 今ぷれいおんでは、 森のあそび場プロジェクトに着手し始めています。 今村江穂(いまむら・みずほ) 1967年、北九州市生まれ。97年に帯広市に転入。 2003年~前身帯広西おやこ劇場の運営委員長を経て、2006年NPO法人子どもと文化のひろばぷれいおん・とかちを設立、理事長に就任。 こどもの遊びや体験活動、子育て支援など、子育ち親育ち環境の充実をめざして多世代で活動中。 2013年~帯広市ファミリーサポートセンター事業受託。 こども環境学会認定こども環境アドバイザーも務める。 16歳から24歳までの1男2女の母。 十勝管内芽室町在住。

今村江穂
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