ジュースのふた
ペットボトルのキャップや缶ジュースのプルタブ、プリンのふたなどを開けるには、指先の力が必要です。 いつまでも親が代わりに開けてあげるわけにはいかないので、なるべく早めに身に着けさせたいというのが本音ではないでしょうか? しかし、ただただ繰り返し練習をさせてしまうと、 “失敗のイメージ”が定着し、チャレンジしなくなってしまう可能性もあるので気を付けたいものです。 そこで、いくつか練習のポイントをご紹介したいと思います。 買ったばかりのペットボトルのキャップは、子どもにとっては相当な力が必要です。 最初は、大人がキャップを開け、一度閉めます。 その状態から開ける練習をするといいでしょう。 また、慣れてくると少しずつキャップをきつめに閉めた状態にさせるとステップアップできるでしょう。 また、指先の力が足りない子には、洗濯バサミを開いたり閉じたりする練習や、コマを指先を使って回す遊びが効果的です。 洗濯バサミを使用する場合は、ちょっとした工夫で楽しい遊びにも繋がりますのでお試しください。 小川 洋輝(おがわ・ひろき) 青鳥舎せいちょうしゃ(幕別町)代表。1985年幕別町生まれ。知的障がい者支援施設、知的障がい児・発達障がい児の通所施設での勤務を経て、2015年青鳥舎を設立。「戦力としての障がい者雇用を当たり前にする」をメインテーマに、障がい者雇用のコンサルテーションや福祉事業所の設立コンサルテーションを中心に活動中。趣味は読書。ジャンルは絵本からビジネス書までと幅広く、年間に100冊以上は読んでいる。