完璧を目指さない生き方

神宮司亜沙美（35）更新／2016.08.17

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子供が生まれてから、自分自身のやりたいことにかけられる時間が極端に減りました。
以前は、自分が納得がいく仕事ができるまで残業することができたし、家事だって手間のかかる料理を好きな時間に作ることができた。

だけど今は、保育園のお迎え時間には絶対に仕事が終えなければいけないし、帰ったら「遊んで遊んでおばけ」と化す２歳の息子をなだめながら、超特急でごはん支度。

もともと仕事が好きな私は、やりたいことが盛りだくさん。
地元の素材を使って商品開発をしたり、３ヶ月に１回発行するフリーマガジンを作ったり、企業から委託されている情報発信の仕事など、何屋さんかわからないほどいろんなことをやっています・・・。

でも、子供のおかげで気付けたことは、限られた時間の中で成果をだそうと思うと、「やらないことを決める」ことや「完璧を目指さない」ということがとても大事だということ。
無制限に時間があると、本来はやらなくてもそれほど影響がないことまで仕事にしてしまったり、完璧を目指すがあまりここぞというタイミングを逃すこともあります。

“限られた時間の中で成果をだす”

最近は、子育てから復帰したワーキングマザーのそのような能力が評価されはじめています。
先進的な企業は「この仕事、やる必要あります？」という声をあげる社員を褒めるのだそうです。
生産性をあげることは、やらなくてもいい仕事をやめること。
その能力は、限りある時間の中で仕事・家事・子育てを両立するワーキングマザーやワーキングファザーにこそ、存在する力だと思っています。

「この仕事、やる必要あります？」

勇気を出して、自分に問いかけてみてはいかがでしょうか。

神宮司　亜沙美（じんぐうじ・あさみ）
大樹町地域おこし協力隊。
中学卒業まで大樹町で過ごし、15年ぶりにUターン。自然に囲まれた地元で子育てをしながら、地方でも女性が活躍できる仕事を作る！ために2年後の起業に向けて、日々様々なことにトライしている。
2015年12月に元システムエンジニア＆ライターとしての経験を活かし、大樹町のいいなを紹介するローカルメディア「ソラユメ」を立ち上げる。
大樹町在住、夫（33歳）、息子（1歳）の3人家族。

大樹町地域おこし協力隊
http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/
ソラユメ
http://sorayume-taiki.net/