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月2回、ゲスト招き開催
 赤ちゃんのことで小さな疑問や困りごとありませんか-。NPO法人ぷれいおん・とかち(今村江穂理事長、帯広市西20南5)では月2回「赤ちゃんの日」を設けている。テーマに合わせ看護師や助産師をゲストに迎え、パパママの悩みや不安解消に役立ててもらっている。(村瀬恵理子)
【2023年3月29日付十勝毎日新聞に掲載】

体験談の共有で交流も
 赤ちゃんの日は2021年9月に始まった。コロナ禍で母親教室などが軒並みなくなった状況を踏まえ、母親同士のつながりをつくったり、赤ちゃんを育てる知識を得る場を目指している。

取材に訪れた20日は、「桶谷式乳房管理士」の資格を持つ助産師の渡部麻友子さん(65)を交え、1歳未満の子を持つ6組13人が和やかな雰囲気の中、それぞれの困りごとを話した。

 「離乳食が始まってからお尻かぶれしてしまった」と話すのは、8カ月の日咲ちゃんと参加した中村誠吾さん(33)、仁美さん(35)夫妻。この悩みに他の参加者が体験談を話し、使用する便利グッズを手渡す場面もあった。渡部さんは「拭くときにこすらない。押さえながら拭いたり、洗い流すのも良い」などとアドバイスした。

 その他にも「抱っこじゃないと寝てくれない。来月から保育施設に預けるのに不安」という悩みに、渡部さんは「子どもは順応力がある。他の子が寝ていると案外寝てくれる。普段の寝かしつけ方は、その子の性格を見ながら探して」などと自身の経験を交えながら話した。

 4カ月になるいちこちゃんと初めて参加した山崎栞那さん(30)は「これまで他の赤ちゃんを見る機会もなかったので、月齢が大きい赤ちゃんがいて今後のイメージが付いた。夫以外の人と話すのが久しぶりだった」と新たな交流の場に笑顔を見せた。会が終わると、共通点を見付けたママ同士で会話が盛り上がるなど弾んだ声が聞こえた。

 ぷれいおんの嶋野奈津美副理事長は「最近は赤ちゃんに触れる機会がないまま親になる人が多いと聞く。赤ちゃんを見知る機会にしてほしい」と、プレママ・パパの参加も呼び掛けている。

 4月3日は「出産」をテーマに開かれる。問い合わせは同法人(0155・36・0560)へ。


「お父さんの日」も好評
 昨年12月には「お父さんの日」を開催し、7人の父親を含む13人が参加した。ゲーム形式で子育ての喜びや苦労を共有するなど好評だった。この回にも参加した中村誠吾さんは「すごい楽しかった。パパ同士が出会う場がないので、パパ友をつくりたい」と意気込んだ。23年度は年2回に増やすことを検討している。

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