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私は以前、コラムの中で、
みどりっこの子ども達が活動中、
絶えず私達スタッフにまとわりつき、
おんぶだ、ダッコだ、ねえねえ聞いて聞いて!
とせがむことが多いと話したと思います。

実はその子ども達の
「大人に甘える行動」は、
通学を見守る地域のおじさん、
おばさんに対しても、
学校の中では先生達にも同様です。
何故か現代の子ども達はスキンシップに飢えています。

子ども達にとって、
ハグをすることは安心に繋がります。
いや、これは子どもに限らないかもしれません。
不安な時、悲しい時、辛い時、
人は人の温もりを必要とし、
それを得られれば安心するし、
得られなければ、不安のまま、
悲しみを抱えたまま、
悶々と日々を過ごします。

だから、子ども達が抱きついて来た時、
私達は、それをふりほどいたり、
拒否したりしないことが望ましいと思っています。

ただ…
以前、男性スタッフから言われたのは、
自分はそういう子ども達を受け入れてあげたいし、
ハグしてあげたいけど、
今は時代が時代だからね…
誤解されかねないよね?と。
本当に面倒な世の中になってしまったものです。

そうなると…やはり、
その役割を果たすべきなのは、
お父さん、お母さんです。
1日たった一回でいいから、
寝る前に一度だけ抱きしめてあげる時間を、
あるいは頭を撫でたり、
手を握ってあげたりするスキンシップの時間を
作ってほしいのです。

ほんの数秒間だけ、
ムギューをしてあげてほしいのです。
(我が子達は、小さい頃よく私に「ムギューして」と訴えて来ました^_^;)
ほんの数秒間、
1日たった一度だけでも、
子どもをハグする時間を作ってあげれば
たぶん子ども達は
その日どんなに嫌なことがあっても、
寂しいことがあっても、
きっと癒され、
明日からまた頑張ろう!
学校に行こう!
と思えるはずです。

1日一回お子さんをハグしてますか?
言葉が無くても、
スキンシップが
お子さんの心を満たすことあると思います。
是非、ハグをしてあげて下さい。

保前明美(ほうぜん・あけみ)
旭川出身。帯広市PTA連合会会長を2年、北海道PTA連合会副会長を1年務め、現在帯広市PTA連合会顧問、市学校支援アドバイザー。2016年度日本PTA全国協議会年次表彰個人の部で受賞。放課後居場所広場よんかけサポーターズクラブ代表兼コーディネーター、帯広第五中学校・緑丘小学校学校地域支援本部コーディネーターとして、学校と地域を結びつける役割をしている。社会人の長女を筆頭に1男2女の母。モットーは「和して同ぜず」。

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