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 子育てサークル「infant(インファント)」代表の奥村仲恵(ちえ)さん(44)=帯広=が自閉スペクトラム症の長男(21)を育てた軌跡を紹介する電子書籍「自閉スペクトラム症 20歳男子 こんな風に育ててきました-これからどうなるの? 子育てが不安な保護者へ」を発刊した。
奥村さんは
「障害は100人いれば100通り。ノウハウ本ではなく、読んだことで自分の子どもの育て方をどうしたらいいか考えるきっかけにしてほしい」
と話している。

(松村智裕)
【2017年6月10日付十勝毎日新聞に掲載】
※文中の年齢や肩書き等は掲載当時のものです。


/学校入学から就労、自立まで20年の歩み紹介 /

 奥村さんの長男は3歳で自閉スペクトラム症と診断された。
小学校は特別支援学級から普通学級へ。
そして中学、市内の高校と進学し、
市内の企業に勤めて現在3年目となる。
同サークルは保護者同士のつながりを目的に2003年発足。
08年に活動を一時休止し、15年に再開した。
【写真説明】自閉症のある長男を育てた20年間を電子書籍にまとめた奥村さん。パソコン画面は本の表紙部分


 奥村さんの亡父岩崎吉一さんは美術評論家として著書があり、
「私も本を出版したいという夢があった」という。
1年ほど前に電子書籍について知り、
「私自身が少し先を行く先輩から話を聞けて、お先真っ暗から少し安心できた。書きためてきたものが少しでも誰かの参考になれば」
と出版を決意した。

 子どもの検査のたびに書いた文章や医師への手紙、サークルの会報やブログなどに執筆していたものをテーマ別にまとめて加筆、修正した。

 夫征敏さん(47)も編集作業に協力。
自身が撮影した風景写真も取り入れ、表現についても話し合った。
1年ほどの作業の末、
インターネット通販サイト「アマゾン」のキンドル本(電子書籍)として5月28日に出版された。

 全10章で構成。
奥村さんが長男のためにドリルを手作りして算数を覚えたことや、小学4年生で本人に障害について告白した理由、ママ友との関わり、自立や就労、大人になっても消えない長男独自のこだわりなど、
「泣いたり笑ったりして過ごした」
という約20年間をつづっている。

 文章をまとめる中で
「当初は息子を守るために周囲と戦う気持ちになっていた。『この子らしく育てればいいんだ』と障害を受容するまでに3年かかったことを思い出した」
と振り返る。
長男は「覚えていなかったことを知るいい機会になった。ちょっと恥ずかしいけれど役に立てばうれしい」
と話している。

 奥村さんは
「家族で協力して完成させた達成感もある。サークル活動についての名刺代わりの本になった」
とし、今後の活動への意欲を新たにしている。
127ページ。価格500円。

 同サークルは
毎月第3金曜日午前10時~同11時半に
市内のきぼう福祉センター(西20南5ノ36)で
お茶会を開いて交流。
ブログで子育てについて語っている。

 問い合わせは奥村さん(090・6217・5529)へ。

<自閉スペクトラム症>
 広汎性発達障害。自閉症やアスペルガー症候群など細分化せずに、発達障害を一括する概念。コミュニケーションや対人関係に困難さが表れる。


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