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少しずつ日もながくなり、
暖かくなってきましたね。
春はもう少し、そんなところでしょうか。

さて、今回のコラムは
『内容よりも空気感』
についてお伝えしたいと思います。

私は、障がい児の放課後通所施設を運営しているのですが、日々の仕事の中で、
『この工作をしたら喜ぶだろうな!』
と準備をして子どもたちを待ちます。

もちろんそれはそれで楽しんでいるのですが、
それよりも、
たまたま思いついた工作遊びの方が盛り上がっているのです。

どういったところが要因なのかを考えてみると、
大人の楽しそうにしている工作や遊びであれば内容はあまり関係ないということでした。

事前に準備している工作では、
失敗させないようにという想いが先行し、
“楽しむ<成功”
になっているのでした。

一方で、思いつきの工作では、
成功も失敗も関係なくワイワイと遊んでいるのでした。

子ども達は少なからず大人に影響されて過ごしております。
だからこそ、
子どもは自分の鏡だと思って行動することで目の前の子ども達もそれに応えてくれるのだと思います。

小川 洋輝(おがわ・ひろき)
青鳥舎せいちょうしゃ(幕別町)代表。1985年幕別町生まれ。知的障がい者支援施設、知的障がい児・発達障がい児の通所施設での勤務を経て、2015年青鳥舎を設立。「戦力としての障がい者雇用を当たり前にする」をメインテーマに、障がい者雇用のコンサルテーションや福祉事業所の設立コンサルテーションを中心に活動中。趣味は読書。ジャンルは絵本からビジネス書までと幅広く、年間に100冊以上は読んでいる。

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