【ニコのびくらぶ】うれしいわが子の「初誕生日」~日々成長、驚きと発見
十勝毎日新聞子育て面(毎週日曜)から、ママ、パパの生の声を伝える特集記事「ニコのびクラブ」をご紹介します!
親にとって宝であるわが子。
初めて立った日、初めて言葉をしゃべった日など、
0~1歳は特に成長がめまぐるしく、
毎日が驚きや発見でいっぱいのパパ、ママは多いのでは。
共に1歳の子どもを持つ音更町の横井大祐さん(34)、さなえさん(34)夫婦、
上士幌町の楠圭太さん(30)、愛実さん(27)夫婦に、
子育ての工夫や苦労などを振り返ってもらった。
(川野遼介)
【2016年5月22日付十勝毎日新聞に掲載】
※文中の年齢や肩書き等は掲載当時のものです。
/音更・横井さん/
横井すずちゃん(1)は
2014年12月22日生まれで、
はなちゃん(4)を姉に持つ次女。
「上の子がいるからか、1年間はすごくあっという間だった」
と、さなえさんは振り返る。
【写真説明】すずちゃん(中央)との家庭菜園を楽しみにしている大祐さん、さなえさん(左から)
子育てで特に意識しているのはよく話し掛けてあげること。
言葉を発するようになってからは、
すずちゃんが何かアクションをしてきたときには、
忙しくても手を休めて応えるようにしている。
食にも気を遣う。
化学調味料が入った食材はできるだけ使用せず、
旬の野菜などを中心とした料理を毎日作っている。
みそや梅干しも手作りで、
「“本物”を意識しながら料理をしている」(さなえさん)。
今年から家庭菜園ができるように庭を整備。
すずちゃんと共に野菜を作り、
食の大切さを体で覚えさせていく考えだ。
初めての誕生日には一升餅を背負って両家の祖父母にお披露目。
はなちゃんがデコレーションしたケーキで盛大に祝った。
大祐さん、さなえさんは
「子どもが生まれてから、悩みや不安はどの親も持っていると思う。子育てはあまり考えすぎず、自分を信じて」
と、これからの子育て世代にアドバイスする。
/上士幌・楠さん/
「1歳になるまで1カ月ごとにみるみる成長し、寝返り、はいはいなどちょっとしたことでもいろいろな発見をできたのが新鮮で、うれしかった」
と話すのは、
楠朝陽ちゃん(1)の父圭太さん。
【写真説明】好きな車のおもちゃで遊ぶ朝陽ちゃん(中央)と圭太さん、愛実さん(左から)
朝陽ちゃんは上士幌町認定こども園に通う元気な男の子。
2015年2月26日生まれ。
車が大好きで、家の中には車のおもちゃがたくさん。
ハンドルを握ると夢中になり、なかなか手を離さない。
これまでを振り返ると、
夜泣きなどをせず
「思ったより手が掛からない子」(母の愛実さん)。
ただ、生まれて1カ月たたないうちに、
鼠径(そけい)ヘルニア(脱腸)になり心配した。
圭太さんは
「体調が悪化したときの様子など全てが初めてだったので大変だった」
と苦労を語る。
子育ての工夫は、悪いことをして叱ったときはパパ、ママどちらかに逃げ道をつくってあげること。
「叱られた後に甘えさせてあげることで、叱られたことをより理解してもらえる」
と、愛実さんは説く。
2人は、子育ては子どもだけではなく、
親も成長する良い機会ととらえる。
圭太さんは
「子どもに親にしてもらった。これから子育てをするパパ、ママも、子どもと一緒に成長して楽しんでほしい」
と話す。
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