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 リクルートマーケティングパートナーズが運営する「ケイコとマナブ.net」が、今年の「子どもの習い事ランキング」を公表した。首都圏でのアンケートだが、上位の多くは十勝でも習う機会が用意されている。子どもの習い事を選ぶ参考にしてみては。
(丹羽恭太)

【2016年10月16日付十勝毎日新聞に掲載】
※文中の年齢や肩書き等は掲載当時のものです。

 未就学児の「今、習っている事」では、水泳が不動の1位。
丈夫に育ってほしいという親の思いが強くにじむ。
「英語・英会話」「学習塾・幼児教室」が順位を下げる一方、「ピアノ」や「リトミック」「体操」などが順位を上げた。
同社では、小学校で英語が教科化されたことに伴い、幼児のうちの習い事としては、ピアノなど音楽系が優先されたためと推察する。

 「今後、習わせたい事」(未就学児)では、
実際に習っているものとは異なる習い事が多くランクイン。
「書道」「そろばん」「野球」など親世代が子どもの頃に“定番”だったものが名を連ねる。
自らの体験を共有させてあげたいという親心が、トレンドを無視した押し付けにならないように気を付けたいところ。

 小学生の習っている事の1位も「水泳」だった。
また、「英語」や「学習塾」の回答率が下がる一方、「ピアノ」や「空手」「テニス」などが順位や回答率を上げた。
「学力だけでなく、情操教育や体力づくりが重視されている結果となった」(同社)。

 小学生に今後、習わせたい事は、
「英語・英会話」が1位で、教科化の影響がうかがえる。
また、プログラミングなど「パソコン関連」が低学年で前年の16位から10位に、高学年で8位から5位に順位を上げた。
小学校でのプログラミング学習必修化の流れを受けての傾向。
同社は「授業を通じておもしろさに気付き、もっとやってみたいと考える子どもは増えてくるだろう。
受け皿となる教室が増加してくれば、『習っている事』での順位も上昇してくる」と予想している。

 子ども1人当たりの習い事の数は、
平均2・01個で前年の1・97個とほぼ同数。
習い事に掛ける費用も月平均1万4670円(前年比128円減)で前年とほぼ変わらなかった。

 年齢別にみると、
未就学児が平均月1・7個の習い事で1万1708円掛かっているのに対し、小学校高学年では2・2個、1万7952円に増加。
親の6割は習い事の費用を「負担」と感じている。
費用を捻出する方法としては、「外食費」を節約すると答えた人が34・4%と最多で、その他、「ママのお小遣い」19・2%、「被服費」18・9%、「美容費」16・2%などが続いた。
一方、「パパのお小遣い」は7・7%にとどまり、子どもの可能性を伸ばすためのママの涙ぐましい努力がうかがえる。

/「リトミック」人気上昇/

 未就学児の「今、習っている事」で5位にランクインした「リトミック」は、リズムに合わせて体を動かす音楽教育。
音感やリズム感だけでなく、身体能力や感性などを養う効果もあるとして近年、幼児の習い事として注目を集めている。

 十勝でも、リトミックを取り入れる幼稚園や保育園がある他、習い事としての「リトミック教室」や体験講座などが徐々に充実してきている。

 帯広市文化スポーツ振興財団は今年初めて、親子で体験するリトミックの講座を企画した。
6月から始めたところ、回によっては定員の倍近い応募を集める人気ぶりだ。

【写真説明】帯広市文化スポーツ振興財団が6月に初めて開いた「親子で楽しく!リトミック」の様子(新井拓海撮影)


 担当する同財団の浅井美幸さんは
「子どもの能力向上には幼児のうちのリズム運動が良いと知り、リトミックを取り入れた。特に0、1歳児の親御さんに、『子どもとの触れ合い方を学べる』と好評」と話す。

 同財団では11月22、29日と来年2月にも開催予定。0、1歳、2歳、3歳に分かれて体験する。
申し込み方法など詳細は同財団ホームページを参照。

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