【男記者の育休体験記③】病気で知ったありがたみ
次男は生後3カ月を迎え、ほっとしている。というのも、先月(7月)は3週間、RSウイルス感染症(急性細気管支炎)と闘い、元気に節目を祝えたからだ。
長男(3)の風邪が2カ月児に移ったようだ。長男が乳児のときは、風邪を移さないように気を付け、病院に駆け込むような場面もなく、3歳まで順調に育った。
しかし、次男はわずか2カ月で感染。長男がせきをしながら無邪気に走り回って赤ちゃんの顔に近づいていた。2人目の子供は感染リスクが高い。
同感染症は風邪のような症状だが、赤ちゃんは肺炎や気管支炎に重症化する危険性がある。
せきをするたびに呼吸が一瞬止まり、顔を真っ赤にするのを見て不安になった。鼻水を定期的に吸ってあげなければ、むせる。病院から借りた吸入器と薬を使い、付きっ切りで看病した。
一方、長男も風邪をこじらせ、初の急性中耳炎で3週間の通院。そして私も妻も風邪を引いた。
勤務していれば、出退勤は自由ではない。今回は家族に寄り添って、好きな時間に病院に連れて行き、家族にとても感謝された。育休のありがたさが身に染みた。
(関坂典生)
<せきさか・のりお>
1979年生まれ。第2子が誕生したのを契機に、十勝毎日新聞社の男性記者として初めて育児休暇を12月末まで取得中。
この記事に「good!」と思ったら押してください
3goodこのページをシェアして友達に教えよう!
http://tokolabo.jp/tp_detail.php?id=286